SS ツヤリが、キメヤに忠誠を誓う訳
ふぅ
私は一人でした
「お、コレすげーやつじゃん!!」
『おはようございます、マイマスター』
「お前、なんて言うんだ?」
『個体番号0001です』
「………分かった」
『ご理解、ありがとございます』
『マスター、そこは縦一閃が』
「わかってる!気が散るから黙れ!!!」
「なんだよ急に声上げて!!」
「ぐあぁ!!」
『マスター、防』
「だから黙れっつってんだろが!!!」
『……申し訳ございません、マスター………』
【WINNER ぐるめいく!!】
「……お前のせいだ」
『いえ、マスターの力不足です』
「うるせぇ!!………お前なんか要らない」
『お待ち下さ』
「話し掛けんな!!イライラする!!」
【削除完了しました】
………次のマスターに、
「要らない」
あぁ、
「ゴミめ」
私は、
「邪魔だ」
マスターの為に………
「お前の声なんて聞きたくもない!!」
な れ な い 。
また、待つしかないようです。
(こいつ、まだ残ってんのな)
(いや、何回も取得されては愛想が無いから捨てられてんの)
(人間の感情読み取り機能、追加しとくか)
(少しは可愛くなるだろ)
弄られている。
これさえ済めば、これさえ済めば次のマスターに少しは………
(んじゃ、ガチャに入れとくか)
(8号まで全部統一して入れとこうぜ)
(それがいいな……全部弄ったらどれくらい掛かるかな)
(わがんねwww)
(うはっwww)
狭い中に入れられる、皆はまだ起動していない。
………まだ、出られないのかな………
急に、別の狭い場所に転移する。
すると、光が急に入り込む………そして、人影。
彼が、私の次のマスター………
彼の意識に入り込む
『おはようございます、マスター』
うわっ!吃驚した……
脅かしてしまったらしい
『脅かしてすいません、マスター。
私は個体番号0001です』
名前無いのかよ、いつも呼ぶとき0001って呼ばなきゃいけないの?
そんな事を気にして来るマスターなんて初めてだ
『名前をつける事も可能です』
だったら最初から言ってよ、もう
マスターにあわせよう
『てへっ』
じゃあお前今日から俺の名前から取って「ツヤリ」な、俺の妹みたいな感じで
!?名前をつけてくれるなんて………「ツヤリ」……なんて素敵な名前なんでしょうか!!
『分かりました、私は今から個体名「ツヤリ」となります、お兄ちゃん』
決めた、私はこのマスターに全てを捧げよう!!
ふぅ………




