解消

青が横たわり

あゝ泣いてるだと

気づくのが遅かった

気づいたら

あったモノがなくて

他人から見れば

あっても良いかなぁ

それくらいの

ガラクタと

一週間後には

飽きられて

燃えないゴミの袋

その中で

小さくなってる

そんな社会的価値

無い物しか無い

これだけしかなかった

歩いてきた道は

あなたと変わらない

会社で真面目に働き

人を愛して

笑顔になっていた

それでも

僕はズレていた

あなたと僕のズレ

大きくしたくなくて

プライドかなぐり捨てて

しがみついた

充電できなかった

携帯アダプター

めくれ上がった所から

配線が切れた

替え時の雰囲気が

部屋の隅にまで

明るいのはライトだけで

そこにある光は

手に入らなかった

本当に

何かが切れていた

赤を纏うと

背中をゆっくり温めた

自然の温もりにすら

すがる自分が哀れで

考える事を辞めた

一から始める事が

虚しかったら

ゲームみたいになってしまう

そこにあるのが

無と黒だから

力がでなかった

歩いてきた道に

意味が無い

勝手に思っていたけど

経験は得た

二度と経験したく無いけど

いや

もう一回経験しても

大丈夫になったのかな

それなら

もう怖いモノは無い

死すら超越するのが

人の気持ちだろう

死と同等の気持ちも

この世には存在する

新たなコネクター

差し込んで

無理矢理笑う

失敗作は

やっぱり失敗作だけど

その失敗を

好きな人が

必ず居るんだ

長い空間

長い時間

この世は

息苦しくなかった

結構自由だった

アルコールを楽しんで

唯一の友人と笑って

とりあえず

歩こう

明日は今より

元気になれるから

臆病になることも無い

一回砕けたから

リスクをリスクと

考えない

人に対するリスクなんて

考えない

もう一回

面倒くさい事を

楽しもう