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第40話 響也の災難!?



あれからしばらくの間、魔力操作の練習をしていた。


俺はまだルクスほど完璧には出来ず、まだまだ練習が必要である。


タマモも細かい事は苦手な為、俺以上に苦戦していたようで、ずっとう~う~唸りながら練習していた。

それでもある程度は出来るようになったみたいだが・・・


リーエは元々出来ている為、さらに洗練するように心がけていたようだ。


意外だったのはフェンリルで、タマモと同じように細かい事は苦手そうなのに、案外すんなりと出来ていたのだ。


正直ずるい!

と思いながらも、ある意味ライバル心に火をつけさせてくれた事に感謝している。



そして、そろそろ練習を止めようとした頃には、すでに夜になっていた。


魔界にも夜があるんだなぁ、と思いつつも、まあ異世界なら何でもありなのかもしれないと納得しておいた。


魔力操作で体を動かしたわけではないとは言え、集中してやっていると大分汗をかいてしまっている。


とりあえずは風呂だな。

確か大浴場もあると言っていたし、折角だからそっちを使おう。


そう考えた俺は一度部屋に戻って着替えを取りに行く事にした。


え?なぜ部屋に備え付けてあるシャワーを使わないのかって?


そりゃあ、危険が危ない(・・・・・・)からですよ・・・


「じゃあ、俺は一度部屋に戻ってから風呂に入るわ」

「じゃあ、あたしも~!」

「わ、私も入ります!」

「我も偶には入ってみるかな?」

(あ、私の事は気にしないでね~)


ふふっ、おそらく俺の予想通りだろう。

一緒に入れると思っているに違いない!


って、ガブリエル!

お前は覗く気満々だろう!


しかし、そうは問屋が卸さない。

俺は大浴場に行くし、魔族とは言え他の男が入ってくる可能性のある場所にまで来やしないだろう。


「あ~、言っておくが俺は部屋のシャワーじゃなくて、大浴場に行くからな」

「はっ?」「えっ?」


タマモとリーエが同時に声を上げる。


「ルクスから聞いたが、大浴場はちゃんと男女別になっているからな」

「ああ、なあんだ」

「じゃあ、大丈夫ですね」


は?

何を言っているんだ?


「いやいや、何が大丈夫なんだ?」

「え?だってキョウヤが女湯に来て一緒に入るってことだよね?」

「ええ、そうとしか考えられませんよね?」


なにいいいいいいいいい!!

ちょっと待てええええええええい!!


なんで俺が女湯に入る事になってんだ!?

なんでそれが確定事項なんだ!?


「何を言っているんだ!?俺は女湯には入らないぞ!?」

「え~?じゃあ、あたし達に男湯に入れって事?」

「キョウヤさんは他の男に私の体を見られてもいいんですね・・・およよ・・・」


ちょっと待て!

前提がおかしい!


なんで俺が二人と一緒に風呂に入る事が前提なんだ!?


「落ち着け!そもそも俺は二人と風呂に入る気はないぞ!?」

「はっ?なんで?」

「そうですよ、お風呂は皆で仲良く入るべきです!」


タマモは元々だが、リーエはタマモに触発されてなのか、段々恥じらいがなくなってきている気がする・・・


「仲良く入る事には同意するが、それは男女別々の上でだ!」

(ふっふ~ん、二人とも残念だったね~!あ、キョウヤ~、私の事は気にしないでね~)


ガブリエルは勝ち誇った顔をしているが、お前が一番の危険人物だろう。


「いや、ガブリエル・・・お前わかっているよな?」

(うえ~!?だ、だ、だ、誰も覗きに行くなんて言ってないよ~!?)


はい、勝手に自爆しました。


「とにかく、お前達3人はちゃんと女湯に入れ。俺はフェンリルと男湯に入るから」

「ちょっと!なんでフェンリルはいいのさ!」

「そうですよ!フェンリルさんがいいのであれば私達も!」


いや、何でと言われても・・・

フェンリルが女湯に入る事の方がおかしいだろ。


(私とフェンリルは、一心同体だからいいって事だよね~?)

「何でもいいが、早く行こうではないか」


ガブリエルは、また訳のわからない事をのたまっているし・・・

フェンリルは痺れを切らせているようだ。


「と・に・か・く!言う事を聞かないと、タマモとリーエは1ヶ月間おやつ抜きで食事はドゥリアーノのみにするぞ!」


ドゥリアーノとは果物の名前だ。

魔大陸に来たときに、ドリアンの様な実を見つけガブリエルに聞いたところ、本当にドリアンとほぼ同じらしい。


味は美味いが匂いが酷いようだ。

ガブリエルは味覚も嗅覚もあるわけではないので、見ていた限りそうらしいとの事。


「ちょ!それは横暴だよ!」

「そうです!そんなの食べたら、キョウヤさんに夜這い・・い、いえ、近寄れなくなるじゃないですか」


リーエが何かを言いかけたがスルーしておく。


「うるさい!これは決めた事だ!ドゥリアーノを食べたくなければ言う事を聞く!」

「うう~、わかったよぉ・・・」

「わかりましたぁ・・・」


ようやく納得してくれたようだ。


(私は食べられないから、関係ないって事だよね~)


まだこいつがいたか・・・


「ガブリエルはあれだ。シャーターン達に、お前の事をおもしろおかしく話してやる事にしよう」

(ちょ、ちょっと~!それだけはやめて~!)


よし、勝った。


ようやくガブリエルも大人しくなった所で、項垂(ウナダ)れた3人を尻目に着替えを取りに部屋へと戻った。


それから大浴場へ向かい、男女別になっている入り口手前で、未だにブツブツ言っている3人に「また後でな」と一言だけ残してフェンリルと男湯の入り口を抜けた。


浴場に入ると、シャーターンは人間 (だけではないが)を好きだったというだけあって、中々に凝っていた。


戯れ以外、風呂に入る必要がない魔族に、ここまで作る必要があったのかというくらい、人間の俺に合っている浴場だった。


かけ湯や洗い場もきちんと備え付け、浴槽だけでなくサウナまである。


浴槽も大きい物から小さい物まで数種類。

しかもジャグジーがある浴槽まである。


そして極めつけには、お湯の効能まで書いてある始末。


どこまで凝っているんだと、感心するよりも呆れてしまうほど。


そう思いながらも、日本人の俺としてはありがたい事でウキウキしてしまう。


まずは体を洗うべく、フェンリルを連れて洗い場へ向かった。


フェンリルは自分で洗う事が出来ないので、洗い易い大きさになってもらってから俺が洗ってやる。


シャンプーをしてもらうと気持ちよさそうにする犬もいるように、フェンリルも気持ちよさそうにしていた。

体を洗ってもらうのは初めての経験との事だが。


俺も体を洗い終え、早速浴槽に浸かりにいく。


色々な浴槽があり全部入ろうと、入って体が温まったら出て体を冷まし、また別の浴槽に入っては出てを繰り返し楽しんでいた。


どうやらフェンリルはジャグジーが気に入ったようで、幸せそうな顔でずっと浸かっている。


しばらく楽しんでいると、浴槽の入り口がガラガラと開いた音がした。


魔族の誰かが入りにきたのか?とは思ったが、特に気にせずに湯船に浸かっている。


湯気のせいで誰が浴場に入ってきたのかはわからないが、その人物もちゃんと先に体を洗うべく、洗い場へと行き体を洗っている。


魔族でも湯船に浸かる前にちゃんと体を洗うんだなと感心した。


その人物も体を洗い終え、俺が入っている浴槽に近づいてきている。

未だ湯気で見えないが、どうせ見えた所で多分知らない奴だろうなと思っていた。


徐々に近づいてきて、その姿がはっきりとわかった時には俺は絶句してしまった。


「・・・・・」

「おや?キョウヤじゃないか、奇遇だな。お前も風呂に入りに来ていたのか」


知り合いだった・・・

しかし知り合いだった事に驚いたわけではない。


男湯に入る人にないはずの、形の良い胸の双丘がある。

そして男湯に入る人にあるはずの、股間の逸物がない。


そう、知り合いは知り合いでも女性だったのだ。


「お、おいルクス!な、何で男湯にいるんだ!?」

「男湯と女湯は若干違うから、偶にはこちらにも入りたくなるのだ。それにいつもなら、この時間は他の男共は入らない事を知っているからな」


なるほど・・・


って、なるほどじゃない!


「何でもいいから、とりあえず、せめて前を隠せ!」


隠せといいつつも、俺も目を離すことが出来ずにいる。

ルクスは俺がいるとわかってからも、前を隠すようなそぶりを一切しない。


「ん?何でだ?別に見られて困るような身体つきをしているつもりはないのだが?」

「いや、そういう問題じゃなくてだな・・・」


「では、どういう問題なんだ?そう言いながらお前はじっくり見てるじゃないか」

「そりゃ、見せてもらえる物は見せてもらう・・・じゃなくて、女性なんだから恥じらいを持て!」


別に手を出す気は全くないが、遠慮するつもりはない。

こんなに綺麗な女性の綺麗な体なのだから。


しかし、それとこれとは話が別だ。


「まあ、別にいいじゃないか。他の奴なら爆炎の餌食にしてやる所だが、お前とフェンリルしかいないのだから構わん」


そういいながら俺のいる浴槽に入ってきて、なぜか俺のすぐ横に腰を降ろす。


いやいや、基準がおかしい!

なぜ俺なら構わないんだよ!


なぜ俺のすぐ横に腰を降ろす!

そして近すぎだろう!


方が触れるんじゃないかという位、近くにいてくつろいでいる。


この世界の女性は、俺をどういう風に見ているんだ!?

地球にいた頃ではありえなさ過ぎる。


「もう何を言っても無駄という事だな・・・」

「ふふっ、よくわかっているじゃないか。あまり細かい事を気にするな」


全然細かい事じゃないんだが・・・

こっちは気が気じゃないというのに、ルクスはそ知らぬ顔で話しかけてくる。


「ああ、そうそう。武器の事だが・・・父様に言ったら、宝物庫にある好きな武器を使っていいと言っていたぞ」

「お、本当か?それは助かるな」


「まあ、その前に父様の所に顔を出して欲しいと言っていたが」

「ああ、わかった。風呂から上がったら行けばいいか?」


武器を自分に馴染ませる為にも、出来るだけ早い方がいいだろうと考えていた。


「特にいつとは言っていなかったが、それで構わないと思う」

「わかった。ありがとな」


何だかんだで、色々と世話を焼いてくれるルクスに礼を言う。


「何、気にする事は無い。その内、キョウヤにも何かしてもらうつもりだからな」


その何かが何なのか怖い所だが、今はとりあえず甘えておく事にしよう。

それと武器で思い出した事がある。


「そういえば、ルクスの武器の名前なんだが、なんでSOVサイズ・オブ・ヴィーナスっていう名前なんだ?」

「さあな?父様からSOVだと言われて貰ったから、名前の意味までは知らん」


まあ確かに、武器の名前の意味を知ろうとする方が珍しいか。


サイズって確か大鎌って意味だよな?

ヴィーナスってまさかルクスを指しているのか?


だとしたら、その意味をルクスが知ったらちょっと恥ずかしいかもしれないな。


今あれこれ考えた所でわからないし、後で気が向いたらシャーターンに聞いてみるか。


「っと、俺はそろそろ上がるわ」

「そうか、じゃあ私も上がろうかな」


だから、なんで俺に合わせるんだ!

一緒に着替えるとかありえないだろう!


「いやいやいや、ルクスはもう少しゆっくりしていろ」

「いや、あまり浸かると私ものぼせるぞ?それにキョウヤが居ないのに一人で浸かっていてもつまらん」


今までは一人で入っていたのだろう?

いつの間に俺とセットで風呂に入る事になっているんだよ!


「わかった・・・わかったから、俺が上がるまで少しだけ待ってくれ」

「なぜそんな面倒な事をしないといけないんだ?」


頼むから、タイミングをずらして風呂から上がろうと頑張っている俺の気持ちを察してくれ!


「いいから言う事を聞いてくれ。俺とフェンリルが先に出るから、それを見計らってルクスは上がってくれ」

「・・・?よくわからないが、どうしてもというなら仕方がない・・・」


なんとかようやく納得してくれた。


俺はフェンリルを呼びさっさと浴室を出て、髪を乾かさずに風呂場を後にする。

フェンリルもまだ濡れているが、部屋に戻ってから拭いてやればいいだろう。


風呂場から出ると、すでにタマモとリーエが上がっていたようで、俺が出てくるのを待っていた。


俺は嫌な予感がするため、二人に声をかけられても気にせず足早に部屋へ戻ろうとしたのだが、俺の腕をガシッとリーエに掴まれる。


「ちょっと、何をそんなに急いでいるんですか?」

「い、いや、それはだな・・・」

「そうだよ~!そんなに急ぐ必要はないじゃん。折角待ってたんだし、一緒に戻ろうよ」


歩きながら話せばいいものを、無駄に足止めをくらってしまった。


失敗した・・・

軽く声をかけてから、部屋へ戻るべきだったか・・・


それよりも風呂を出たら部屋で待っているように言っておけばよかったのか?


いや、過去の事を反省してもすでに遅い。

今は一刻でも早くここを立ち去るべきだ!


「まあまあ、とりあえず早く部屋に戻ろうぜ」

「だから、何を急いでるんですか?」

「じ~~~、キョウヤ何か怪しい・・・」


うっ!

タマモは狐なだけに、野生の勘が働くのか!?


「はははっ、何を言っているんだ?俺に怪しい所なんかどこにも・・・」

「おっ?まだ部屋に戻っていなかったのか?」


・・・・・詰んだ


「え?え?これはどういう事ですか?」

「ええ!?なんでルクスが男湯から出てくるの!?」


あの~、これはですね~・・・


俺は言い訳をしようと口をパクパクさせているのだが、声になっていなかった。


「ん?ああ、私はキョウヤと一緒に風呂に入っていたからな」


ルクスぅうううううううう!!


言葉が足りなすぎる!

せめて・・・せめて、もっとちゃんと説明してくれ!


恐る恐る、タマモとリーエの方を見ると・・・


・・・ああ、俺はここで人生を終えるのだな?


二人は物凄い形相で俺を睨んでいた。


「・・・どういう事ですか?キョウヤさん?」

「・・・どういう事なのかな?きょうや?」


おおう、今までに聞いた事のないほど、低くドス聞いた声だ。


二人とも恐い・・・怖いぞ・・・


今まで恐怖した事がない俺が、初めて恐怖を抱いた瞬間だった。


「ふ、二人とも落ち着け!今説明するから」

「当たり前です!ちゃんと納得のいく説明をしてもらいますよ!」

「そうだよ!納得するつもりはないけど、ちゃんと説明してよね!」


いや、タマモさん・・・

それは俺に対する死刑宣告か?


俺は仕方がなく事の顛末を話し、不可抗力だったと訴える。


「ふ~ん、へえ~、ほ~・・・キョウヤさんは私達を頑なに拒否したのに、ルクスさんとは一緒にお風呂に入るんですね」

「散々あたしには怒るくせに、ルクスならいいんだ!?」

(キョウヤは偶然を装うのが上手いからね~)


二人とも俺の話をちゃんと聞いてたか?


そしてガブリエル!

意味不明な事を言って、二人を煽るんじゃない!


「なんか我、蚊帳の外・・・?」

「私は何かまずい事をしたのか・・・?」


話に置き去りにされたフェンリルは寂しそうに呟き、ルクスは二人の剣幕に悪い事をしたのかと気にしていた。


「とりあえず風邪を引いても困りますので、一度部屋に戻りましょう。話はそれからです」


リーエに促され部屋に戻る事になった。


こんなに部屋に戻りたくないと思うのは初めてだ。




「さて、まだ言い訳があるようなら聞きますよ?」


部屋に戻った俺は、リーエとタマモが立往生している前に正座させられていた。


なぜかルクスも俺達の部屋に一緒に来ている。


「い、いや、だから不可抗力だって」

「不可抗力なら何でもありだと思っているんですか?」

「そうだよ!じゃあ、あたしも不可抗力をするよ!」


いや、タマモ・・・

不可抗力の意味がわかっていないだろう?


「俺達はここに泊まらせてもらっているんだ。いくら男湯で間違いなかったとはいえ、ルクスの習慣に割り込んだ俺が強く言えない事もわかるだろう?」

「それはそうですけど・・・」

「うん、なんかずるいよね・・・」


俺が正論を言うと、二人とも少しだけシュンとした。


「でもそれはそれ、これはこれです!一緒に入った事は間違いないですよね!?それについては何かありますか?」

「うん、それは間違いないよね!」

「ありません・・・」


さすがに俺も二の句が次げなくなってきた。


「という事で、キョウヤさんには罰を与えます」

「そうだよ!罰を与えるよ!」

「ちょっと待て!罰ってなんだ!?」


流石に罰はおかしいだろうと、反論しようとしたのだが・・・


「キョウヤさんは黙っててください!お風呂に入る前、私達にも罰を与えようとしたんですから当然の報いです!」


と言われ、リーエにギロッと睨まれてしまい、押し黙ってしまう。


「というわけで、キョウヤさんは罰を楽しみにしていてくださいね」

「うふふ~、あたしも楽しみだね~」

「いや、罰を楽しみにって・・・」


「いいですね!?」

「はい・・・」


リーエの物を言わせぬ態度に、肯定するしかなかった。


「それで今回の事は許してあげます」

「あたしはもう怒ってないけど、あたしもそれで許してあげるよ」


タマモは楽しんでいるだけかよ!


心の中でツッコミを入れるが、さすがに言葉には出せずにいる俺。


「なんかすまなかったな」


ルクスが近づいてきて、小声で謝ってきた。


「いや、いいさ。多分リーエも本気で怒っているわけではないだろうし」

「そうか?ならいいが」


それに正直、何だかんだありながらも俺は楽しいと感じてしまっている。


こんな日がいつまでも続けばいいなと、考えずにはいられなかった。



どうにかこの件も終着を迎えたようだし、武器の件でシャーターンに会いに行く事にした。


その事を伝えると、タマモとリーエ、フェンリルはもちろん、ガブリエルも付いてくるようだ。


ガブリエルはシャーターンと会う事に、まだ後ろめたさが残っているようではあるが、それでも最初ほど抵抗感はなくなっているように見えた。


そしてルクスも、シャーターンと会った後で宝物庫に案内が必要だろうと付いて来てくれる事になった。


という事でここにいる全員でシャーターンのいる場所へと向かう。

その頃には、リーエが言っていた罰のことをすっかり忘れていた・・・





お読み頂きありがとうございます。


気分転換に、他の新しい小説を書いていたため

少し遅くなりました。


次の話を載せる頃に、その小説もUPしようかと思っています。


他にもちょこちょこと載せていますが、この作品がメインなので

他の小説は気分次第で続きを書いていくかもしれません。


次話と新作は、今週中には上げたいと思います。


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