41、日本独立戦争の痕跡
宇宙ができてから137億年たっているらしいけどさ。ゲーテは二週間は幸せに生きたといえるくらいにしか幸せではなかった。おれもけっこう苦しかった。四十歳まで生きた昭和生まれのおれは、二ヵ月と二週間くらいしか幸せではなかった。むかしは生きるのも苦痛だった。
ゲーテよりはおれの方が幸せが増えているな。
神は四十億年間の地獄に落ちても、「たったこれだけか」というようなやつだという。
弱肉強食や実力主義、祈りや耐久力の訓練は、この神よりすごくなれる自信があるのだな。神よりもっとすごいやつもいるだろうにだ。
法律はいる。
そもそも、知っているどの異性を捨ててでも目的を一度は達成したものでなければ、とても英雄などとはいえない。有性生殖文化圏では。
戦争はそれくらいにギリギリな戦いになるんだよ。
そもそも、ヤンキー文化対オタク文化の対立も、ひと世代前のツッパリ文化時代の男たちや、その先輩がいなければ、みんな、学校の勉強のが好きでよ。
任侠文化には、仁義があるんだ
仁義がなければ、任侠もヤクザも誰も好きじゃなくてよ。
よく調べたら、任侠文化って、日本が占領されていた時代の独立戦争文化でよ。
ツッパリ文化なんて、日本独立戦争文化の流行遅れでよ。
あの海賊漫画の海賊たちは本当に格好いいなあ。
そもそも、おれからすれば、あの海賊漫画の海賊の戦いは、ぜんぶ日本独立戦争の仲間割れや同士討ちにすぎなくてよ。
独立戦争で仲間割れや同士討ちが起きないと考える方がおかしいんだよ。
日本の独立戦争など、まずは「仁義」だ。
どんなバカでも味方にほしいくらい苦戦するのが独立戦争でよ。
それが戦後日本文化だ。簡単にいえばな。
「任侠」の「仁義」の次は「一度死ね」だ。その意味は本当に難しいんだ。
あまりにも難しいんで、わかりやすく、あの海賊漫画で説明する。
あの海賊漫画で「海賊には仁義だ」ということばがでた時、「日本独立戦争は今、勝っているだろうか、負けているだろうか」どう考えた。日本独立戦争中にそれで作戦を考えないやつは、まず参考にすらならないんだよ。
「任侠」からすれば、「海賊」の定義が難しいんだ。「仲間」の定義のが簡単なんだ。
本当の名前は「日本独立戦争の仲間」なんだ。
本当に、これが「任侠道」なんだ。
その司令官の作戦を「日本独立戦争の知恵」というんだ。これはたぶん日本のどこかにあるだろう。
「任侠道」を教えてもらったんで、やっぱり書いておかないといけないと思ってよ。
それで、「日本独立戦争の痕跡」を書いた。
「隠れてるのに敵のが有名」なことがわからないなんて、誰でもわかるだろう。
司令官なんてこんなの考えるの一瞬だぜ。一秒でも遅いくらいだ。
おれは二秒かかったんで、司令官じゃないけどさ。
「最強」なんて「一秒で変わるだろう」。二十年も読んでて、そんなことにも気付かないのかよ。
これを読んで、「いちばん賢いやつも一秒で変わるだろう」と思い付くだろう、賢ければ。
しかも、ここまで読んで、「目的が日本独立戦争のため」であり、「日本独立戦争の仲間集めのため」じゃなければ、「日本独立戦争にはどうでもいいよな」。
「本当は目的なんてどうでもいい。とにかくなんでもいいから全部仲間だ」なんだけどな。これは説明が難しくてな。
「目的が人類を絶滅させてから日本独立」とか、「マイナスから日本独立」とか、そういう作戦もあるかもしれないけど、難しすぎてどうでもいいよな。
とにかく、「目的は日本独立戦争のため」なんだからよ。
本当に、独立戦争でこれくらい考えたやつが一人でもいなければ、勝てるわけねえだろ。




