第蛍話
※ピコ視点
ギクッ、ばれてしまった。さすが紳士だ鋭い。ここに来るまでなにも食べてなかったから、誰だってお腹が空くんだよ。・・・だめだ完全にジト目で見てくる。
「分かったよ。食べやしねぇよ。ここの丘に一本しか無いみかんの木にでも行くとするわ。」
「おお、そんな木があるんですね。是非私の分も・・・え?みかんの木・・・もしかしてその木は丘のどこら辺にある木なんですか?」
アピニスはジト目から突然、真剣な顔になった。なにか閃いたらしい。みかんの木ってどこだったかな?確かえーと・・・。俺はふわふわした記憶の中を探った。
「ここから更に丘の上なはずだったかな?」
「じゃぁ、まずはそこに行ってみましょう。もしかしたらそこに鍵があるかも知れません。」
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俺らは窓から外に出て蛍株式会社の到着を待った。
あいつらは仕事が丁寧だが、凄く嫌らしい性格をしていて嫌いだ。まぁ、そこら辺のことはアピニスが何とかしてくれるだろう。俺は鳥だからそんなに暗い場所とか関係ないんだけど、人数が多い方が安全だからな。ガジェット村の外にはどう猛な動物が何匹か居るって話だし、実際に俺は見たことがある。昔、湖の上を通過するときに黒緑色の四足歩行でしっぽが長くて大きな動物を見たことがある。遠くからだけど俺はそいつと目が合い恐怖してすぐ村に帰ったことがある。その目つきは完全に座っていた。今思い出すだけで、鳥肌がたった。そんなくだらない事を考えていると丘をすさまじい勢いで青白い光が点滅しながら登ってきた。




