第銀話
※ピコ視点
箱の中身をみんなで開けることにした。パコッという音で密封されていた箱が解放された。俺らはのぞき込んだ。そこには持つ場所に紫色のアメジストが埋め込まれた銀色の鍵とペンダントが入っていた。銀色の鍵を見つけた俺は大きな声で喜んた。
「やったあああ!!アピニスの予想は的中したな!すげぇぇよ!!」
ピエールも続ける。
「さすがアピニス様。聡明な方が一人いるだけでどんな難問も解決なさってくれる。私たちも見習っていきたいですな。」
「!!・・・と、とうぜんですよ。これぐらい紳士にとってはへそでミルクティーを沸かすくらい造作も無い事ですから。」
「な、なんか無理してないか?」
「し!!してませんよ!!さ、さぁ!!急いであの子の元へ帰りましょう!」
少し休憩してるときにペンダントが気になりだした。ペンダントは中に小さな写真が入れられるタイプで、3人の人間が写っていた。3人の中に見覚えのある顔があった。ぬいぐるみを抱えた小さな女の子が男と女に挟まれている写真なんだが、その女の子があの閉じ込められているあいつに似ていた。というか、本人に間違えないだろう。
「これってあいつの家族かなぁ?」
アピニスは答える。
「勝手に見ちゃだめじゃ無いですか。・・・ええ、そうだと思われます。写真は撮ったその日の姿を記録できるんですよ。前にゴレッドが語ってくれましたからよく覚えてます。」
「じゃぁ、やっぱあいつにも家族が居たんだな。」
「・・・じゃぁ、そろそろ本当に戻りましょう。ピエールさん達はもう帰っていただいても結構ですよ。今回の捜索に付き合ってくれてありがとうございました。」
「いえいえ、アピニス様とピコ様の力になれたのであればこんなに嬉しいことは無いです。また何かあれば何時でも協力させていただきます。いつでもお呼びください。」
俺らは、離れていく光の群衆をじっと見送った。
少し沈黙の後、アピニスが申し訳なさそうに言った。
「ピコ。もうくたくたで動けません。乗せていってください。」
別に嫌じゃ無かったので「いいよ。」と、いって快諾した。さぁ、後は戻って寝てるあいつを驚かせてやろう。アピニスがペンダントを持ちながら俺の背に乗り、俺は銀の鍵をくわえながら(まぁまぁ、重い)あいつがいる白い建物に向かった。




