ドアの向こう、カッコーの国
ドイツ郊外に人知れずそびえるエンデ精神病院。他に例のない異常な精神疾患「クックーランド・シンドローム」の患者たちが、そこには隔離されていた。罹患者は自らの妄想世界に閉じこもり、その世界に踏み込んだ者は誰一人として帰ってくることはなかった。ある時、唯一治療法を知るという黒衣の医者ドクター・ドアマンは病室のドアを開く。姿も能力も異なる六の人格と、ある秘密を携えて、彼は妄想世界「カッコーの国」へと消えて行った…。(少しばかり残酷な描写が含まれますので、不快に思われる方は閲覧をお控えください)