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動物異世界管理記録〜動物と融合して転生する世界で地方のダンジョンの管理を任された俺、ハズレ仲間と一緒に攻略不能にした〜

掲載日:2025/11/22

王国チョットマーテーに召喚された8人の転生者たち、どこか人間らしいが動物らしくもある。その中の落ちこぼれ4人組は魔王軍に入り、会社員みたいにダンジョン管理を任されることに。ダンジョン管理はとても大変なお仕事です。

皆んなウキウキの学年遠足!晴れ渡る空!車窓には流れゆく美しい大自然!そして対向車!割れる窓!走る衝撃!焦げ付くような匂い!

俺は事故死しました。


あれから1週間、転生して魔王軍のダンジョン経営してます。お父さん、お母さん初任給が出たら一緒にご飯食べに行きたかったです。


あの事故で亡くなったのは8名、もれなく全員異世界天才ってやつをしました。目が覚めたら皆んな王宮でびっくりだよね。王様が言うには、どうやらこの世界では転生者は生前に関わりの深い動物と融合した種族となって生まれ落ちるらしい。


よくある勇者選びだなこれ


8人中4人が勇者として選ばれた。俺?もちろん後者。

ここで落ちこぼれ4人を紹介するぜ!


まず俺!磯山イソヤマムネミツ、トカゲを愛して5年!!

「「「エビ!!!」」」

森川美優モリカワミユウ、飼い猫大好き!

「「「トンボ!!!」」」

西村綾文ニシカワアヤフミ、趣味は釣り!

「「「ミミズ!!!」」」

佐藤紗奈サトウサナ、インドア!あまり動物わからん!

「「「ウサギ!!!」」」


確かにこれに勇者は任せられないですわ。

ちなみに他の4人はライオン、タカ、ネコ、ヘビでしたね。強い。

オチコボレーズは王様と貴族に無視され続け放置。

優しい執事さんがこっそり裏口から出してくれた。まじ感謝。最後に聞こえたのは王様の

「おぉ、勇者よ。そなたらが魔王を打ち滅ぼしてくれる日心待ちにしておるぞ。」とか言うくっさい台詞。


まぁこの後にここら辺を管轄してる魔王軍と会いまして、普通にそっちに入りました。


「まぁ生き残りたいしね。」とミユウが言う。

当然だ。向こうが勝手に呼び出しておいて無視とかは舐め腐ってる。どうせなら何か仕返ししてやりたい。


「お前らに仕事だ。4人で、、、そうだな、向こうの山を越えたところに小さな町がある。そこの付近に湖があるからそこにダンジョンを作ってきてくれ。」

「ダンジョンって作るもんなんですか?自然にできるものかと思ってました。」

アヤフミが尋ねたが俺も自然に作られるもんだと思ってた。

「ダンジョンは俺ら魔王軍が作っている。と言ってもまあ下請けの会社的なもんだな。管理されて初めてモンスターだったり、宝箱だったりがあるんだぞ。だから推奨レベルが違うダンジョンがあるし、宝を探しに冒険者が来る。そして俺らは儲かる。」


ということは冒険者ギルドとも繋がってるなこれ。


「まぁ初めてのダンジョン管理だし好きにやってみてよ。会社名はどうする?」


「転生社。」真っ先にサナが口を開いた。普通にセンスを感じてしまった。


ーーーーーーーーーー


あれから1週間色々頑張った。転生者にはレベルアップ補助がついていることを知り、4人で中層に沸いたモンスターを狩りまくっていたらとんでもなくレベルが上がってしまった。そして、各々の特性を理解できたことで弱そうな動物でも意外に戦える。エビに感謝。


「王様に追放された時はミユほんとどうなるかと思ったよ〜。」と言うのは透明感のある羽を持ち、光沢感のある緑色をしたミユウ。

「追放って言ってもただ無視されてただけだよな。まじであのジジイ張っ倒したい。」

「いいじゃんムネミツ君。絶対勇者よりこっちの方が楽しいって。」

サナがウサ耳を動かしながら微笑む。かわいい。

そんな皆をよそに爆睡をかますのはミミズ人間。

のんびりした休憩も束の間、瓦礫が落ちる。まるで雷が落ちたかのような衝撃だった。

「これ下層のどっかで何かあったっぽいからとりま俺が見てくるわ。」


せっかくの休憩を邪魔しやがって、なんだ?火属性スライムでも大量発生した、、、

扉を開けた瞬間、頭に大きな滴が落ちた。

「ハハーンさては窒息させに来たなスライムたちめ。あいにくえら呼吸できるんで無意味なんすyo…」

目の前に壁が現れた!プニプニってよりかはぷよぷよ?いやブニブニしている。上からは鼻息、奥には尻尾が見える。

うん!これ!ドラゴンだね!

「oh my goodness…」



「「ガルルルルルァァァッッ」」

「ギャァァァァァァァァァ!!!!!!」


ドラゴンの咆哮と、俺の絶叫がこだまする。苔むした壁に跳ね返って俺の鼓膜を揺らした。と同時に胸に衝撃を感じて、見ようとしたら壁に衝突していた。

どうやら尻尾で振り払われたらしい。

頭がグワングワンして、鼻の奥が鉄臭い。

あぁそうか、下層全然管理してなかったから育っちゃったんだなぁ。


そう思ってる間にドラゴンが歯をカチカチ鳴らし始めた。火を放つ準備動作だと図鑑には書いていた。こっからどうしろと?普通に焼き払われて死ぬな。

こんなエビにできること、、、

そう思いながら必死に体を折り曲げるイメージをした。

エビ特有のくの字回避。

こめかみを熱風と炎がかすめた。

ていうか、そもそも俺ってなんのエビだろう。


決まってないならなんでもいいんじゃね?


「イメージ、、イメージ。」

掠れる視界の中で必死に相手を攻撃するイメージをした。

「シャコだ。」





ボン






さっきの咆哮がまた聞こえたが、今度はどちらの声帯からも出ていない。パンチの衝撃波だった。

見るとドラゴンは顔面がえぐれて、とても痛々しい姿に変わり果てていた。管理を怠るだけでこうも異常ができてしまうのか。ダンジョンは。


「ハ、ハハ、一撃KO、、ノックアウト、、」

めっちゃ痛い目見た。最悪。もう絶対嫌だわこんなん。

「はぁ、ダンジョン管理頑張ります。」

読んでくださりありがとうございます。

このお話は自分があったら面白そうだなっていう設定を考えて書いてみたのですがいかがでしたか?

少しでも面白いと思ってもらえたらありがたいです。


ある程度読まれたら続きを書いてみます!

応援よろしくお願いします!!

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