表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/27

11話 追跡

タルクは捜索を続けているとやがてフードコートに

行き着く。


タルク「…(フードコート…クロエ…ってことは…)」


クロエ「タルク~…お腹減ったぁ」


タルク「…(やっぱりそう来たか…)」


タルクはクロエの文句を聞きながら辺りを見回す


タルク「…(いた…)」


タルクの目線の先にはオフの警察官…トニーがいる


タルク「…(眩しい程のスキンヘッド…間違いない)」


しかしタルクは急がない、もしバスターがいるのだとしたらバレる…。


タルクは隙をついて多目的トイレにクロエ

と一緒に入る。


タルク「クロエ…これを着るんだ…」


クロエ「えぇ…なにこれぇ…」


タルク「これ着たら…飯買ってやる」


クロエ「えぇ!着る着る!!」


クロエは目を輝かせ着る。


クロエが着たのは…クロエのヒップピッタリの女性用

黒のスラックスにグレーのシャツ。


タルク「…(やはり俺流…とはいえ…俺は別の服をっと…)」


クロエ「んー…」


タルク「どうした?」


クロエ「なんか…変…」



タルク「ほら…バーガーのセットだ…」


トニーの席が見える席についてタルクはバーガーを

クロエの目の前に置く。


ドサッ…バーガーのタワーが崩れる。


クロエ「わぁぃ!ありがとー!」


タルク「…(どんだけ食うんだか…)」


タルクはクロエからトニーへと視線を変える。


タルク「…(今のところ…家族との時間を楽しんでるみたいだな…バスターは…どんな計画を立ててるんだか…一目でトニーが分かるのか…?マークしてるならどの席から…)」


その時だった…


「迷子のお知らせ…トニー・コールソンくん…」


タルク「そういうことかっ…」


その時…ついついトニーも席から立ち上がるが…

タルクも焦って立つ…。


タルク「…(殺し屋を雇ってトニーを撃たす…トニーの情報を与えてないのでこの方法を採用…なるほどな…となると…戸惑ってる殺し屋が…)」


タルクは辺りを見渡すと一人に目が留まる。


黒のレザージャケットにスキンヘッド…髭を生やしていて目には傷…そして筋肉質。


タルク「…(いかにもじゃないか…)」


タルクはその男のすぐに銃を隠す動作にも気付いた。


タルク「…(接近しよう…)」


トニーも受付の方に歩こうとする。


タルク「…(よし…一緒に動けば…)」


クロエ「たるく?ほほひふのぉ?」


クロエは口をモゴモゴしながら聞いてくる。


タルク「…(そうか…クロエを置いていったら問題か…なら…)」



三階から二階…二階から一階へと…受付のある階数

に移動している…大量のバーガーを抱えたクロエを

連れて…。


タルク「…(トニーの右手前…あの男がもう既に

いる…ならっ…)」


タルクはクロエからバーガーを1つの取り上げ男の方向に投げる。


クロエ「あ!!!クロエのバーガーぁぁぁぁ!!」


クロエは急いで走ってバーガーを追っていく。


男の小声「…ターゲット捕捉…撃ってすぐに──…」


クロエ「まってぇぇ!!!」


男「っ!な…なんだっ!?」


男は反射的に銃を取り出す…。


そして!


トニー・コールソンはしっかりした警察官だった…

その声と音を聞いて向いた先、いかつい男が銃を

取り出す瞬間を目撃し…


トニー「止まれ!警察だ!!」


男に銃を向ける。


クロエ「っ…ふぅ…」


クロエもバーガーを丁度キャッチする。


男「くそ…」


男はトニーに銃を構えられながら膝をつく。


トニー「…良い髪型だな…」


男「お前の親戚かもなっ!」


タルク「…(こんな無茶な作戦は始めてだったが…

上手く行ったな…)」


クロエもバーガーを咥えながらタルクの元に戻ってくる。


タルク「…(犬だ…)良い娘だ…」


クロエの頭を撫でる。



車に戻ったタルクとクロエ、クロエは相変わらず

余ったバーガーを"車内"で食ってやがったが今回の

功績により許されていた。


タルク「うまいか?」


クロエ「うん美味しいよぉ!」


タルク「…まったく…(さて…あとはバスターがどう

動くかだな…今回失敗したからといって諦める訳がない…)」


タルクは運転しながら心で思う。


タルク「…(トニーが髪を守れなかった分…命くらいは守ってやらないとな…)」


タルクはそのままホテルの駐車場については車を

止め部屋に戻る。


クロエ「はぁぁぁ…つかれたぁ…」


クロエは部屋のベットにダイブしリラックスしていた。


タルク「付き合わせて悪かったな…」


クロエ「良いよぉー…沢山食べれたしぃ…」


クロエはそのまま身体をゆっくり起こしては服を

脱ぎ始める。


タルク「?…どうした?」


クロエ「この服嫌…」


タルク「そんなに嫌か?」










評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ