表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

154/154

カミュ、攻城戦

 敵城門に魔王軍が取り付き、敵軍と混戦になってからは速かった。

 敵の魔術師の数は我が軍よりも遥かに多かったが、混戦であるが故にこちらに範囲魔法攻撃を仕掛けることができなかった。

 範囲攻撃魔法をかけると味方も攻撃してしまうからだ。


 敵は、将、すなわち魔王軍隊長や部隊長に狙いを絞り魔法攻撃を仕掛けてきたが、一定の将兵に対してはマジックシールドをすでにかけてあり、呪文の威力は減少された。


 混戦になったので、魔術師の役割は兵を回復させる事が主となるわけだが、敵は混戦になったので魔術師は城に退却した。

 今後の籠城戦に備え引いたのだろう。


 我が軍は敵を殲滅しながら城に迫る。

 俺は剣士として加わり、敵兵を倒していった。


 敵の兵が不利とみて城に退却していく。

 

 我が軍は敵の城を取り囲んだ。


 何日もにらみ合いが続く。


 俺と魔王軍空軍は上空から攻撃を行う。

 魔王軍空軍はワイバーンの上に魔術師が乗り、上空から城からの攻撃を避けつつ魔法攻撃を行い、俺は敵の魔術師の魔法範囲外から、自分の魔法力を利用し魔法で遠距離攻撃を行う。


 敵の魔術師や弓による攻撃で魔王軍空軍が多数撃ち落とされ被害が多くなったので、

 にらみ合いながら俺が遠距離から魔法攻撃を行った。


 距離優先の魔法攻撃であったので、あまり城には被害を与えることができない。


 早く敵の士気を下げる為、フライの呪文で空から敵の城に近づいた。

 ある程度の距離まで近づき、ファイアーランスを唱える。火の槍で敵の城が少しずつ崩れていく。

 敵からはファイアーボールによる攻撃がこちらに向けられる。

 この距離であると、イナバーンの魔術師長であればファイアーボールならなんとか届く様だ。

 俺はマジックシールドを自分に唱え済みであり、ファイアーボール程度なら十分防ぐことができた。


 しかしファイアーランス程度では敵の城を破壊するのにかなり時間がかかりそうであるので、

 敵の攻撃が当たるの上等で更に近づいていった。


 近づくにつれ、敵の魔法攻撃の数が多くなっていく。

 マジックシールドを唱えてはいるが、そろそろシールドが持たないかも。

 おれは、メテオの呪文を唱えながら城に近づいた。


 そして、メテオの呪文が完成したので、俺は城全体にメテオの呪文を唱えた。


 空から火の玉が振り、城を襲う。

 城の屋上、塔、城門が崩れていく。


 呪文完成後、俺は隊に戻った。


 ラオンは、場内の突撃命令を出そうとしたその時。

 城に白旗が上がり敵軍が降伏した。


 戦いは終わった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ