カミュ、竜と対談す 1。
ファフニールと白い竜ことバッチは人間と同程度の大きさに人化した。
カミュは騒動を起こした事を村人たちに詫びた。
村長が竜たちとの会談の為の家の準備が出来たと言って来たので、ファフニールとバッチ、
村長、ルオ、カミュは村長の家に入った。
ファフニール曰く、バッチは一番の腹心とのこと。
人化したファフニールはマッチョな背の高いイケメン
人化したバッチは色の白いすらりとした長髪の美少女だった。
ただし、2人とも頭に角が生えている。頭をみれば人間か人化した竜か区別が出来るようだ。
ルオさんは以前魔獣が村を襲ったときに腕を失い隻腕だった。力仕事が出来なくなったのでそれ以来村長の事務方をしているとのことだった。
カミュは竜に言った。
「さて、ファフニールよ。お前を呼んだのは頼みがあるからなんだ。」
カミュはファフニールを見ながら続けた。
「俺は今この村にお世話になっている。この村の村民だ。俺の家は、村の外、お前らがここに来るときに通った場所にある。」
カミュは皆を見渡した。村長はカミュと目が合うと頷いた。
「で、ちょっとお願いしたい事が2つある。それは・・・」
1.適当な間隔で、こちらが指定する場所に糞をしてほしい。
2.この村にはお金がない。何か竜の為に出来ることはないか。出来ることがあれば、それを行うので竜側はその対価として金貨を払ってほしい。
と言った。
バッチは、
「下等な人間ごときにしてもらうことなんか我々にない。」
と村長やルオさんを威嚇する様に言った。体を掻きながら。
カミュは、
「竜たちは何かと言うと人間のことを下等だと言い、下等な人間が竜を敬わないのはけしからんと言う。違うか?」
「そうだ。人間は我々竜族に比べるとひ弱で知識もないくせに我々を敬わない。」
カミュは昨日村長に言ったことをバッチに述べた。
「竜が人間に尊敬しろ、と言うなら、力を誇示するのではなく尊敬に値することをまずやれ。人間には出来ない若しくは人間が困っているときに、竜の力や知識で人間の役に立ってみろ。そうすれば人間は、ありがとう、流石竜だと思い、お前ら竜を尊敬するだろう。それを威嚇するだけで何にもしないのでは、人間にとって竜はただの厄災としてしか思われないぞ。」
更に続ける。
「確かに人間は竜や魔族と比べたら非力かもしれないがこの大陸を見てみろ。この大陸で最も支配する領土が多いのは人間だ。確かに人間の数は竜や魔族よりかなり多い。しかしこの事は人間が魔族や竜と比べ団結力があり、目的をもって団結した人間は知恵もあり強いという事にならないか。」
とカミュはファフニール、バッチを見て言った。
ファフニールは
「確かにカミュの旦那の言うとおりかもしれぬ。糞をするのは構わぬ。しかし、人間が我らに
対して出来ることか・・・」
ファフニールが体を掻きながら言った。
村長は、
「先ほどからファフニール殿やバッチ殿は体を掻いているがどうされたのだ。」
と聞いた。
バッチは
「今の時期、丁度夏から秋にかけて高温多湿から過ごしやすい時期になると竜族は体がかゆくなるのだ。」
と言った。
ルオさんは、
「竜の状態だと体を洗っても届かない部分があるでしょうが、人化した状態で体を洗っても痒いのですか。」
と聞くと、
「人化して体を洗っても痒いのだ。」
とファフニールは言った。
ルオさんがどういう時期に痒いのか聞くと、バッチが
「暑い夏と寒い冬はあまり痒くない。寒さが和らいだ春や秋がかゆい。特に梅雨の時期が一番かゆい。」
と言った。
村長は
「そのあたりを解決、若しくは和らげたらその対価としてお金を貰えますか。」
とファフニールに問うと、ファフニールが出来るのかと半分疑いの表情をしながら
「金貨を支払おう。出来ればだがな。」
と言った。
村長は、
「この件に関してはカミュさん、ルオ、後で話そう」
と言った。
村長は、
「今回の事をきっかけに、最初はお互いを利用しあう関係からでもよいので、隣国である竜の
領域の竜と我らアイナ村は友好を結びたい」
と言った。
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