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4.出発

  校外学習の目的地のナルガ草原には馬車で向かう。

  とは言っても一年生500人を連れていくほどの

  馬車は用意できないため1日1クラスだけが行き

  順番に行く。そして今日が俺のクラスの4組が

  行く日だ。

  馬車には先生と冒険者もあわせて

  6人ずつ学校にきた順に乗る。

  なぜ冒険者がいるかというと道中もそうだが

  ナルガ草原は魔物が出現する場所のため

  万が一に備えて学校側が雇ったのだ。

  とはいえ道中もナルガ草原もレベル3程度の

  弱い魔物しかいないから

  心配はないだろう。俺以外は。

  レベルというのはその人の魔力、武力、知力といった

  あらゆる能力を統計してでてくるその人の

  強さをあらわすものだ。

  俺のレベルは1だと思われているだろうが2だ。

  知力でギリギリ2に到達している。

  だが俺が魔物と戦うことになったら

  やられてしまうだろう。

  

 「さっさと乗れー」


  学校の正門前でサオトメ先生が生徒に呼びかけていた。

  しかし仲の良い子と一緒に乗りたい人は

  その呼びかけに無視している。

  しかしサオトメ先生はそんな生徒を

  捕まえて馬車に放り込んでいく。

  相変わらず荒っぽい。

  俺は荒っぽいことされないうちにさっさと乗るか。

  俺が馬車に乗ろうとしたとき

  制服の後ろ襟を掴まれ俺は宙に浮いた。

  振り向くとやはりサオトメ先生だった。

  

 「お前は後ろから2番目の馬車に乗れ」


 「後ろから2番目…えっそれ先生が乗る

  馬車じゃないですか!?」


 「お前が万が一魔物に出くわしたとき

  誰が守ってやると思っているんだ」


  いやでも校外学習で先生と同じ馬車って最悪じゃん。

  前の世界で小学生だったとき校外学習で

  バス移動のときに先生の横に座らされたやつ、

  他の生徒が友達同士で盛り上がっているなか

  先生のつまらない話しを愛想笑いを

  しないといけないという

  つまらない時間を送っていたのを見た。

  それは絶対に嫌だ。


 「いや…でもお断……」


 「文句あるのか?」


 「ありません」


  俺は素直に返事し後ろから

  2番目の馬車に乗った。

  断っていたらたぶん魔物ではなく

  サオトメ先生に殺されていた気がする。


   ◇


  全員が集まったらしく馬車が出発しようとしていた。

  ガチャっと馬車のドアがあき

  最初の仕事を終えた

  サオトメ先生が姿をあらわす。

 

 「えっ俺先生と2人きりですか?」


 「なんだ2人きりがいいのか?」


 「いや、死んでも嫌です」


  というか2人きりとか絶対殺される。


 「…なんか腹立つがまあいい。

  さすがに校外学習で先生と2人きりというのは

  可哀想だから2人連れてきた。

  ほらお前らも早く乗れ」


  先生の呼びかけで来たのは


 「ノア君一緒の馬車だね!」


 「サ、サキーー!!」


  感動のあまりサキの手を両手でにぎり

  激しく上下させた。


 「良かった、俺心細かったんだよ!

  サキと一緒の馬車でよかった」

 

 「うん、わたしもノア君と一緒な馬車嬉しいよ」


  少し恥ずかしそうにしている

  サキはいつもより可愛くみえた。


 「ほんでもう1人は…?」


  サキの顔が暗くなった。

  その原因はすぐに理解できた。


 「俺だノア」

  


   

  

  

  

 

  

  

  

  

  


読んでいただきありがとうございました!

少しでも「おもしろい」、「続きが読みたい」と

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