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2.幼なじみ

 「今日は以上だ、はやく帰れよ」


 「ありがとうございました…」


  拳と蹴りで痛めつけられた身体を

  必死に起き上がらせて更衣室に向かった。

  サオトメ先生ともし結婚する人がいたら

  夫婦喧嘩なんてできないだろう。

  喧嘩になったとしても

  一方的な撲殺になるに違いない。


 「まっ結婚なんて無理かーあははは」


 「聞こえてるぞ」


 「えっ!?」


  男子更衣室に入ってから馬鹿にしたのに

  なんで聞こえてるんだ!?


 「はっ…、先生まさか覗きっ!?」


 「そんな訳ないだろ、ここ置いとくからな」


 「?」


  俺は急いで体操服から制服に着替えて

  更衣室を出た。

  ドアの前にスポーツドリンクが1本置いてあった。


 「ありがとうございます」


  サオトメ先生の姿はないがお礼の一言を呟き

  スポーツドリンクを飲んだ。


    ◇


  下校時刻ギリギリのため

  学校は静まりかえっており人の気配は

  感じられなくなっていた。

  とは言っても少なくとも俺以外にもう1人はいる。

  門を抜け横を見ると。


 「やっぱりいたのか」


 「ちょっと言い方がひどいよ」


  ムッとした表情で俺を睨んでくる。

  ナナミヤサキ、

  俺と同じく両親を失い

  同じ孤児院でくらしていた同級生だ。

  今年俺と一緒にこの冒険者専門学校

  『剣舞高校』に入学した。

  見た目は茶髪でギャルにも見えなくないが

  中身は普通に真面目なやつだ。


 「なんだまたこんな遅くまで図書室に残って

  勉強してたのか?」


 「う、うんまあね」


 「前の世界とは違って盗賊とかが普通に

  隠れて動いてるんだからはやく帰ったほうがいいぞ。

  お前より弱い俺が言うのもなんだけど…」


 「そんなことないよ、ノアは弱くないよ。

  だって全色魔法使えるんだよ?」


  この世界になってからもちろん

  魔法が使える人がでてくるようになった。

  魔法を使うための魔力は誰にでもあるが

  生まれもった才能によって使える魔法は異なる。

  場合によっては魔力を持っていても

  魔法を使う才能がなければ無意味になる。

  そして魔法には大きく5つの色に別れており

  その色に様々な属性がたいようしている。

  1つ目は赤魔法で主に火属性。

  2つ目は青魔法で水属性や氷属性が多い。

  3つ目は緑魔法で自然属性や土属性が多い。

  4つ目は白魔法で主に光属性。

  5つ目は黒魔法で主に闇属性。


  だいたいの人は1つ自分にあった色魔法を持っている。

  しかし2つになると確率は10万分の1となり

  1つ増えるごとに確率が10倍になる。

  だから俺は1億分の1の逸材である。

  これだけ聞けば最強に思えるかもしれないが

  俺には肝心の魔力がない。

  そのため全色魔法を使えてもあまり魔法を使えない。

  だから俺には『最強最弱』と言われている。


 「でもやっぱり6月のときの実技テストのときの

  サキは凄かったよ。緑魔法では学校の中でも

  トップを争うぐらいだし」


 「そんなに褒められると少し照れるよ。

  でもノア筆記テスト10位じゃん。

  わたしなんて356位だよ?」


 「いやそれいうなら実技との総合順位俺415位で

  咲20位じゃん」


  あっちなみに俺たちが通う『剣舞高校』の

  一年生の人数は500人です。

  筆記テストで10位をとっても実技が最下位だから

  総合順位が底辺レベルだ。


 「そっそうだ今日晩ご飯作ってあげようか?」


 「いやー…たぶんアリスが怒るからやめとく」


 「あっじゃあ明日の校外学習の弁当作ってあげる」


 「えっまじで、ありがとう」


 「どういたしまして」


  どこか嬉しそうに微笑むサキを隣に

  孤児院の生活を思い出しながら帰った。


  



  



  


  


  


  


  

読んでいただきありがとうございました!

少しでも「おもしろい」、「続きが読みたい」と

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