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白いキャンパス  作者: 福林一美
1/1

始まりの朝

時に世界は色を持たない。


目に映るものは全て白か灰色

がかっていて、時間の流れさ

えも感じる事ができない時が

ある…


出会いはまだ夏の面影が残る

9月1日。お互い中途採用だ

ったため、リフレッシュ感は

さほどなかったが新たなスタ

ートの一日目が始まった。初

顔合わせは朝の朝礼。


「おはようございます。本日

からお世話になります、月島

蒼一です。よろしくお願いし

ます」※つきしまそういち


「おはようございます。相沢

麻美です。よろしくお願いし

ます」※あいざわあさみ


残暑と言う事もあり二人は少

し汗ばみ緊張の中、初日の挨

拶をなんとか終える事ができ

た。


蒼一は二階建て事務所の一階

に、麻美は二階の配属となっ

た。当初二人は全く違う業務

内容であり接点どころか一日

を通して顔を合わせる事がほ

とんどないような関係であっ

たのだか、蒼一は何か感じる

ものがあったのか「将来この

女性とは何かしらで仲良くな

りそうな気が…」などといつ

もの悪い妄想が膨らみ始めた。


男性従業員は作業服姿、女性

従業員は一般的なOL姿。女性

はズボンタイプとスカートタ

イプに分かれ、麻美はその美

脚をより輝かせるスカートを

選んだ。それが一層、蒼一の

目に眩しく見えたのは間違い

ない。


全ての始まりは、必ず終焉へ

と向かう。全ての出来事には

“きっかけ”があり“結論”がある

様に。この日から二人の歯車

は回り始めた。


クルクル、クルクルと…


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