表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
一学生に過ぎない俺が大魔導師の下僕として召喚されたら  作者: 路地裏こそこそ
~一章 守護者の召喚~
10/157

1-9:装備の確認

他の作家さん達のように毎日更新とか出来ない。能力不足が恨めしいです。

 いろいろ試した。実験に実験を重ねて二か月半が経過している。

 こんなに時間をかけてもいいのか心配になったが、気にするなとの事。

 この機会を逃さず色々学んだ。


 俺自身は結局、魔術素養があったが、体外へ影響を出す魔法が使えない。つまり攻撃魔法が使えない。

 自分の身体への魔力付与だけが使えた。

 通常の『魔力付与 武器』も手に持てば可能だ。

 しかし、姿形を変える類の術は使えなかった。

 アンに言わせると、何かが邪魔をしているらしい。が、その原因は結局不明。


 となれば、他人の魔術を吸収するか、巻物だよりになる。

 現時点で出来る限りの準備はした。


 まずは銃。弾の残りは限られてる。バッグに入ってた全てを合わせても二千発程度だ。無くなれば、別の手段を講じるしかない。

 早めの対策が急務かもしれない。

 

 銃本体の魔術付与は意外に苦労した。

 短剣の時はマグレかと思うほど、失敗の連続。

 かの短剣は練習に使いまくってたら折れちまった。惜しい事をした。

 どうやら、魔力同士をぶつけまくると耐久力の限界が来るのだ。

 幾度ものトライアンドエラーの結果。俺の内包魔力を体内循環させているときにだけ、付与術の永続化が成功した。

 瞬時に発動できるよう、修練中。

 で用意できた装備は


『付与武器 弓』『付与武器 属性炎』のグロック

 属性のON/OFF可能。

 特徴は火属性。火矢の様に着弾後周囲を燃やす性質があった。

 ベレッタより直進性と速度が有ると思われる。

 厳密に計測した訳ではない。


『付与武器 弓』『付与武器 属性氷』のベレッタ

 こちらもON/OFF可能。

 氷属性なのは言うまでもないが、注目するのはその貫徹力と破砕力。

 射出後の弾頭重量が上がっているのか、破壊範囲も大きい。

 魔力の掛け方ひとつで、貫徹と破砕面積を変更できるところが大きく異なる点だった。

 以上である。

 狙撃銃は分解して、アンに預けた。付与のネタスクロールが無いからだ。

 まぁ別に必須って程でもない。どうせ、そんな簡単に狙撃とかできない。


 結論から言うと、攻撃魔法の付与は出来なかった。

 剣は付与可能だった。弓は出来なかった。うーん残念。

 練習はもちろん弓でやった。グロック達は成功の確信が持てた後だ。

 攻撃魔法に武具で攻撃するのが起因なのか、その他の条件があるのかは不明だ。研究の余地はある。


 が、実験中、何度か俺の腕が凍った。普通に凍傷で落ちた。手首がポロリだ。

 正直もうやりたくない。

 『再生』の能力に感謝。


 アン曰く、腕でも頭でも生えてくる程の再生能力だという。 

 だがしかし! 痛みは普通に発生。痛みだけで心が死ぬ。

 イタイのアカン。



 攻撃魔術のエンチャントスクロールが例の『アレ』しかなかったので、巻物での付与は試してない。なんで在庫が無いかと言うと、

 

「あたしの術より弱いと解りきったスクロールなんて要らないの」


 だそうだ。

 あの巻物は、たまたま捨ててなかっただけ。単純に偶然の産物。

 今後、巻物を見つけたら試してみよう。相性って奴もあるかも知れない。

 無論作ることもできない。


「キャパの無駄使いだもん。覚える必要ないよ」


 ですよねー。


 剣も属性のオン、オフが出来ただけで、受けた術つまり、氷の弾や炎の弾は一度放つと消えた。チャージストック制度ですら無い一発こっきり。受け止めて放つだけ。

 属性剣としての永続化だけが成功した。

 意外と使えない自分の力に凹みまくってると


「普通は出来ないの!」


 と叱られた。むぅ、ワンチャージ式とは情けないというか、何というか。

 無限にアンの魔術が行使できるチートマンだと思ったのに。

 このまじゃアンが自分で撃った方がいくらかマシだ。


 神話級のアーティファクトになれば、数十回のチャージがなされた複数の効果を発揮する剣や杖があるらしいけど、失われた技法でしか作れないらしい。

 考えてみると、ロッドやスタッフならチャージ位できたかも。今後試してみたい。


 銃にはアンに用意してもらった、ガス転移の方陣が組み込まれた。

 グリップエンドに仕込まれた方陣に俺の魔力を注げば、チャージが出来る。

 どっからともなく、オートで容器内にな! すげぇ。

 無論それも永続化してあるのでガスの心配はない。


 無論「リロードも」と思ったがうまくいかなかった。

 ので、排出時に替えの装填済みと入れ替える転移陣を組んでもらった。

 細かすぎる物のポイント指定が難しいとかなんとか。

 戦闘時のリロードには気を付けよう。

 どうせそんなに無駄弾撃てないけどな。


 ちょっとした秘密が一つ。射撃時の魔力量を上げると威力も上がることが解った。

 修練中に、近くの村の農作物を荒らすモンスターが居て、そいつらはゴブリンだったんだが。その一団の退治をやってた時に使ったんだが――エグかった。


 ん? 何故秘密かって? 壊れるから……。

 上げ過ぎると普通に壊れる。キャパシティーブレイクだ。

 ちっとだったので、落として欠けたとか言って『物品修復(メンディング)』って術で直してもらった。弓の弦が切れた程度とかを直す術らしい。

 完全にぶっ壊れるとアウトだ。恐ろしい。


 威力はまあ、凄かった。うん。

 乗用車とかあるじゃん? 多分アレ貫通出来る……。エンジンでさえも。

 『徹甲弾射撃』と名付けておく。

 壊れた時の威力はもう一段あがって、凄かったけど二度とヤラン。あれアカン。

 アンには内緒にしてる。威力上がることも……。まあ一応な。



 他にも装備品は作った。

 未使用巻物一掃セールだ。


 『凍てつく手(フロスティハンド)』グローブ


 『付与術 魔力障壁(シールド)』『付与術 硬質化タイプアダマンシェイプ』のアームガード(籠手があった)


 『付与術 魔力鎧(アーマー)』のジャケットとパンツ。


 『蜘蛛の走破(スパイダスークライム)』と『羽毛の落下(フェザーフォーラー)』を付与したブーツだ。

 『蜘蛛の走破』は、蜘蛛の様に壁面でも歩ける効果。


 『羽毛の落下』は、高所からの着地手前で羽毛の様に柔らかく着地できる効果。自由に空は飛べない。残念。


 アンにもプレゼントを作った。

 『鏡像』効果のネックレスと『羽毛の落下』リングだ。


 『鏡像』は実体のない現像を見せる能力だ。最大四つの像が出現する。

  解りやすく言えばミラージュ・テ○ポだ。


 一番の変化は、俺自身だ。

 まずは『再生』これはまぁ、最初からと言うかなんというか。

 言語が通じる理由も判明した『言語理解』だ。

 世界の人族の言語がすべて理解でき、共通語なら読み書きも可能だった。

 他には

『巨人の腕力』『雄牛の膂力』『妖猫の跳躍』

『魔力防壁(炎)』『魔力防壁(氷)』『魔力防壁(非魔力射撃)』

 計六つツの魔術を付与した。

 


 アンには内緒の能力が一つだけ。

 これは、昨日気が付いた。召喚による知識不足を補填するための補正能力であると考えている。能力名称は『ステータス看破』だ。俺ネーミング。


 やっぱりあったよ。


 魔力を眼球の奥に集中して対象見ることで発動した。

 まんま、ステータスウィンドウの様に認識できている。これこそが補正と言わざるを得ないところだ。俺のボキャブラリーに影響された能力としか言えない。

 試しに、アンを見ていて驚いた。

 キャラ紹介の様に『?』ボタンが浮かび。押すイメージをしたら、説明文がご丁寧に展開された。

 『アン:ケイゴの召喚者』程度。イラネェ。ツカエネェ。

 詳しい経緯とか過去とかスリーサイズとかは出なかった。まあ良い。

 俺自身のステータスを見るとクラスは

 『エンチャンター(異)』『アーチャー』『レンジャー』

 とあった。LVが存在するらしく数値は、20LV、5LV、3LVだ。

 どうやれば上がるとか、全く不明。今後の数値変動を見守るしかない。


 アンは魔導士と言っていたが、その名はない。

 どうやら俺認識と世界の認識の齟齬がある。

 話がややこしい事になりそうなので秘密にしている。


 アンのクラスは『ウィッチ』『ソーサラー』『ウィザード』『ドルイド』『ファイター』だった。LVは順に28、20、20、10、9だ。

 これが高いのか低いのか全く参考材料がない。俺とアンしか比較対象が無いのだから。一般の人とか他の冒険者とかと比較したい所だ。

 

 と言うか、驚きだ。『戦士』のクラスレベルがあるとは思ってもみなかった。

 他のは俺もそれなりに知っているクラスで全て『魔法使い』と言っていいだろう。

 純粋な「魔術師」だと思ってたところへの「戦士」サプライズ。


 これが、転職系なのか、マルチクラスなのかもわからない。

 スキルポイント制ではないとは思う。配分値がどこにもない。

 俺自身もLV操作はできなかった。割り振り直しもできない。


 しかし、この技能と言うか能力。あまり意味は無い。

 身体的数値が解るでもなければ、数値を変動させることも不能。

 クラスとそのレベルが解ったり、クラスの意味が少々概略でわかったりする程度。

 この世界を知っていく上で、多少のアドバンテージにはなるが、消えない日記やメモ程度の価値しかないと思う。



『そんな装備で大丈夫か?』と問われれば。問題ない。が定番だが正直自身は無い。

 ゴブリン程度なら問題ない事は実証が出来ている。

 しかし奴らは単なる害獣以下だった。

 この世界では下手すればカラスより戦いやすい相手だった。

 まだまだ実戦経験は積む必要がある。――積むしかない。


 思案。不安。疑念。

 そんな物だけが積みあがっている気がする。


 いや、今は目の前だけを見よう。

 周りを見る事など、半人前以下の俺には出来はしないのだから。


次回:「ヘリオスへ」


魔女:一人語り……ポエマー。 

下僕:ポエム違うもん! オサレワード無いでしょ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ