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(未定)  作者: 碧陽ライム
1/1

Prologue

━━━━━━━━━━━━━━━


思えば最悪な人生だった。

家に帰っても居場所はなくて、大好きだった彼氏からは裏切られ、友達からもひどい仕打ちを受け、挙句の果てには大好きだった父が先立ってしまった。


「はあ…。なーんにもいい事なんてなかったなあ…。」

乾いた笑いを浮かべながら、私は独り言ちた。

橋の下には、とても澄んでいるとは言い難い光が落ちている。

「…もう、何もかもどうでもいいや。」

星が無駄に綺麗な夜だった。

最後に見る景色には相応しいくらいに━━━━━━



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