表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

詩*あなたと*

Heart

作者: a i o

あなたがどこへ行こうとも

私を連れて行って

灼けつく陽射しを掻き分けた両手も

首筋の汗に吹いた風も

感じたままに感じたことを

忘れないで


私は鈴になり

あなたの歩調に合わせ

悲しく

優しく

震えながら

時に怒りに任せて激しく

響かせる鈴になり

あなたについて行きたいのです


泣きたいのです

鳴きたいのです


詮無いことに傷ついても

伸びていく空に

深く呼吸をしたあとに続く

その曲がりくねった道に

泣きはらした胸の

凪いだ海に


恐れる一歩に

喜びに合わせた手に


揺れたいのです

譲れないのです

あなた以外には


あなたがどこへ行こうとも

私を連れて行って

月のない心細い夜も

滲んだ明け方を映した瞳も


嗚咽もため息も笑い声も

ためらいもなく零して

忘れないから

忘れやしないから


私は心

感じたままに感じたあなたを

そっと

抱きしめている



















評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] なんとなく いじらしい感じを受けました。
[一言] 私は文学の専門的な見識はないけれど 心を鈴と 感情を鈴の音と比喩したことに対して素直に上手いなあ...と
2016/07/26 01:00 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ