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台湾空襲 4
台湾上空 米軍爆撃隊指揮官機内
レーダー員
「左上方より新たな敵機編隊接近、機数およそ50機」
フランク准将
「直援飛行隊に迎撃させろ」
通信員
「ウィルソン大佐、こちら指揮官機、敵機を迎撃せよ」
ウィルソン大佐
『了解、直ちに迎撃に向かう』
フランク准将
「…これで護衛の戦闘機がいなくなってしまったか」
機長
「大丈夫ですよ、コイツはそう簡単にはやられませんから」
それでも、准将の心は晴れない
何か嫌な予感が絶えないのだ
准将
(今我々には護衛がついていない
もし、敵が切り札を残していて、この時を待っていたのだとしたら…)
准将は少しの間考え、顔を上げ、自分に言い聞かせるようにして言った
准将
「考えすぎだ、ジャップにそんなことができるわけがない」
しかし、それは考えすぎなどではなかった
死の影は少しずつ、だが確実に近づいていた
遅くなって本当にすいませんm(__)m
更新はこれからも続けるのでよろしくお願いします