台湾空襲 1
がんばって、2日連続で更新しました!
新米士官さん、感想ありがとうございました
1945年2月1日 台湾南部 恒春
民間人1
「なあ、アメリカが宣戦布告してきたんだって!?」
民間人2
「いまさら何言ってんだよ、さっきからどこもかしこもその話でいっぱいだぞ」
アメリカ政府は、日本時間3月2日午前9時に日本国政府に対して宣戦布告した
民間人1
「いや、俺さっきまで寝ててよ…、家の外歩いてたらたまたま聞いたんだ」
民間人2
「寝てたって、今10時だ…」
スピーカー
「空襲警報、空襲警報!民間人は直ちに防空壕へ退避せよ!これは演習ではない、繰り返す、これは演習ではない!」
そこまで言ったところで、近くのスピーカーから空襲警報が聞こえてきた
民間人1
「く、空襲警報!?マジかよ…」
民間人2
「おい、突っ立ってないで早くいくぞ!」
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台湾南部 陸軍航空隊 恒春基地 搭乗員待機所
飛行兵1
「しっかし、まさか開戦早々台湾に来るとは…」
飛行兵2
「しかも敵さん、80機近くの爆撃機に約130機の戦闘機を護衛につけてるんだとよ」
海軍の基地を飛び立った『彩雲二二型』からの情報で、すでに敵爆撃編隊の総数は判明している
飛行兵3
「確か機種は、B-29とP-38、P-47とか言ってたな」
飛行兵1
「全部新鋭機じゃねぇか!」
飛行兵2
「厳しい戦いになりそうだな…」
飛行兵3
「俺たちの『疾風』なら大丈夫だ、と思うが…」
飛行兵1
「おいおい、もうちょと自信持てよ」
飛行兵3
「負ける気はしないが、こっちの損害も多いだろうな、と思って…」
飛行兵2
「…俺達3人、またここで五体満足で会おうな!」
飛行兵1・3
「「おう!」」
飛行隊長
「お前らそろそろ出撃だぞ!」
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