頓挫
「とんざ」です。
かつての立ち姿は知らないものの
膝を地について泥に汚すさまは
枝折れした梅みたく
しなやかで したたかな
鋼の芯を精神に結んだ奴だけが
咲かせる花実はあろうけれど
潰えてしまった未来を偲ぶとき
悔やむことばなんてのは足りないものだ
かといって
失望を描くための
キャンバスを張るように夢見た
童心を恨むことはなかれ
最初の立ち眩みを持ち堪えたら
肘を継ぎ足して手を延ばしたさまは
節だらけの蟹の脚
しめやかで しとやかに
振る舞う理由が精神に巣喰った諦めの
仕業とばれてはいまいだろう
途切れてしまった道程 尽きぬ問い
どこをしくじったのかは明らかでもだ
いうなれば
横断幕を張るように馬鹿げた
在りし日と嗤うほどに憐れ




