白銀の世界
隣に座っている彼女から目を離せなかった
『とりま改めて名前となんか一言いおっか。』
この4人の中のファーストペンギンは奏那だった。
『んじゃ、俺から苅野奏那だ。血液型はAB型。よろしくな』
奏那が調子がよさそうに自己紹介する。
『小野茉莉よ。楽しい3年にしたいって思ってます。よろしくぅ』
人形のような女子がそう紹介する。なんかフランクだな。
『有賀浜一です。入ろうと思っている部活はテニス部です。よろしくお願いします。』
俺は適当に流した。それ以上に美優さんが喋るのが待ち遠しかった。固唾を飲んだ。
『澤井美優。自己紹介おしまい。』
全員面食らった。しばらくして、
『あはははは』
茉莉さんが笑い出した。たぶん10秒くらい笑ってた。
『面白いね。決めた美優さんいや美優ちゃん私の高校1人目の友達に決ーめーた。今から友達よろしくー。』
茉莉さんは美優さんの腕を手に取ってブンブン振った。
美優さんは表情ひとつ変えずにいた。
『あっごめん。ってか奏那も浜一も友達なろ。』
茉莉は無邪気に言った。
『おし、お前らもう時間やでな。席に戻れよ』
先生は言った。
俺は3人と仲良くなりたかったから色々話すことにした。奏那はからかってきたりするがちゃんと人の話を聞いてくれる。聞き上手ってやつだ。茉莉はグイグイくる女子だった。流れなのか、ついでに連絡先を交換した。しかし美優さんだけは
『何?』
威圧感のある独特な言い方がこっちの精神を破壊してくる。
『い、いや大丈夫。なんも…ない…です。』
すごく怖い。いつになったら友達になれるのー?
そんな日々が続いてもう4月下旬まできていた。僕もテニス部に入って先輩たちとの交流を深めていた。奏那や茉莉とはうまくいっているが、やはり美優さんとはうまくいかない。
『どうしたもんか。』
『俺もうまくいかないから大丈夫だって。いつか美優さんが心開いてくれるまで頑張ればいいだけやん。実際茉莉は強引に話したりしてるみたいだし。』
奏那もテニス部に入っていた。テニスでの彼のプレイは素晴らしく、中学では県大会準優勝まできていたらしい。当然とてもうまく1年4人の中で唯一スタメンに入っている。モテそうだなぁ。
『いや、なんか変なんだよな。美優さんって』
『どこら辺が?』
『なんか動き一つにキレがないような感じがするんだよ…やべ宿題教室に置いてきた。取ってくるわ。』
教室に着いたら美優さんが中にいた。彼女は俺に気づいていないようだった。教室は今彼女の雪のような冷たい交友関係を表しているようだった。近づきにくいが。話すなら今しかない。汗ばむ。今にも泣き出しそうな空は一瞬で教室の空気を重苦しく変化した。よしいこう。今回は逃げない。浜一は淡白の世界に身を投じた。
こんちわ風鐸です。もうあと2週間で今年も終わりますねー。なのでなんとなくで温泉に行って参りました。いやー初めてサウナを利用したんですが、すごく洗礼された感じで「整うってこういう事か」って勝手に1人で興奮しました笑。個人的にはまた行きたいですね。皆さんもサウナどうですか?結構気持ちいいのでぜひ行ってみてください。




