感傷的な季節
ダッシュで浜一は家に帰った。課題が面倒だからだ。
高校生ならいや小学生から続く伝統文化名前書きラッシュだ。正直面倒いで済むようなもんじゃない。すごくだるい。でもやらなくてはならないと言う義務感に駆られた。
『終わったーー』
家に帰ること17分間教科書の確認と名前書きで腕が折れそうだ。今おじいちゃんと腕相撲しても負ける気がするレベルだ。とりあえずそんなことはどうでもいい。今浜一の頭は『自己紹介どうしよう』でいっぱいである。ここミスると終わる。高校の自己紹介はこれからの3年間を安定して過ごすために穏便にすまさないといけないのである。とにかく名前、出身中学、部活とかでいいのか?いや女子のタイ…
『浜一ごはんよ』
そんな声が聞こえて考えるのをやめた。まあアドリブでなんとかなるやろ。
翌日の学校。
俺が席につくなり、
『ねぇ、お前って入学式に椅子倒したやつだよな笑』
と1人の男子が話しかけてきた。少し茶髪かかった髪で少しアホ毛がある。体付きが良く、特に右腕が少し太かった。
『そうだけど、君は?』
『そいや名乗ってなかったな。俺、狩野奏那。好きなことはゲームだ。血液型はAB型だ』
『俺は有賀浜一。好きなことは映画を見ること。血液型はO型。』
『浜一か。いい名前だな』
『お前こそな』
奏那が爽やかな笑顔で笑う。俺のスタートダッシュ上手くいきそうだなって思った。
そこに昨日筆箱の中身を拾ってあげた女子生徒が入ってきた。俺らなんかには目もくれずすぐに自分の席についた。
黒髪ロングの似合うザ・清楚って感じの女子だ。しかし彼女の目はなぜか虚空を捉えたような虚な目をしていた。
自己紹介の時間。浜一は極々平凡な挨拶をした。
『澤井美優です』
彼女はそう名乗った。艶のある髪は見ているだけで無意識に吸い込まれそうだ。彼女いや美優さんはすぐに椅子の大きな音を立てて席に座った。椅子を少しみたがなんともない表情でずっと黒板を見ていた。ぼけっとしていたら、いつのまにか自己紹介は終わっていた。
『んじゃ、席近い奴と4人グループ作って活動していこか。』担任が叫ぶ。俺の向かいの席に座っているのは奏那と明るそうなショートの女子だ。身長は俺と同じくらいで肌が少し白い。イメージ、着せ替え人形みたいな子だ。そして俺の隣にはあの澤井美優が鎮座していた。
お疲れ様です。風鐸です。最近寒なってきて、あまり布団から出たくない毎日です。実はこの小説も布団の中で書いてたりします。やっぱ布団開発した人は天才だと思いますねー。私の住んでるとこではインフルが流行ってるんで、皆さんも体調管理に気をつけてくださいねー。ではさいならー。
追記 奏那くんは『そうな』ではなく『かんな』くんですので読み間違い気をつけてください。




