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魔法騎士となり第二王女の護衛となったが親友が第一王女と共に戦争を仕掛けてきました  作者: 夜桜陽炎


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最終話 新たな世界

 生まれ変わった世界は、、、、

 創世魔法が発動して世界は新しいものへとなった。人間だけでなく全ての生き物から魔力は失われていた。流石に頭の良さや運動神経には差が出るが前の世界のように魔力のある者ない者で争う事がなくなった。そんな魔力のなくなった世界でかつての魔法国家オズワルドにて、


「行ってきま〜す」

「今日の夜は王女様の誕生日パレードがあるんだからいつもみたいに遅くならないようにね〜」

「分かってるよ」


 1人の少年が遊びに出かけるために駆け出し母親から送り出される。少年の名前はライガ。かつては雷魔法を持ち世界でもトップクラスの実力者であった彼もこの魔力のない世界ではごく普通の少年だ。そんなライガはお気に入りの場所がある。


「やっぱりここで昼寝するのは格段に気持ちいいんだよな」


 草原で昼寝を始める。ここはかつての世界にてライガがクウガと共に魔法騎士になるために修行をしていた場所だ。そんな記憶は今のライガにないのだがなぜだがここに惹かれて昼寝スポットとして良く利用しているのだ。そして決まってここで見る夢がライガは好きなのだ。夢の内容は決まって、


「雷魔法の新しい使い方を考えたぞ。 ◯◯◯!」

「へ〜どんなのだ?」

「肉体の電気信号を活性化させるんだ! 元々流れてる電気だから無から作るのとは違って魔力の節約にもなる。これなら燃費の悪い雷魔法でも強くなれる」

「実践で使えればな」

「だからそれを試すんだよ。相手してくれよ。◯◯◯」

「負けたら飯奢れよ」

「分かってるよ!」


 白髪の同い年の少年との日々だ。名前だけは何故かノイズが入って分からないが共に楽しそうにしている。今回は互いに本気の戦いをしている。とは言っても峰打ちでだ。しかし、この戦いについて来れる人間はいないと思わせるレベル。こんな戦闘は現実のライガには不可能。不可能だからこそ楽しめる。剣撃は激しくなるが、


「あっ! ヤバっ!」


 途中で雷魔法による電気信号の活性化が切れてしまい動きが鈍くなる。その隙を◯◯◯に突かれてしまい一撃貰って吹っ飛ばされる。


「まだまだぁ!」

「終わりだな」


 立ちあがろうとするライガであったが刀を向けられて本当の殺し合いなら死を意味する状況になっていた。


「負けたよ。◯◯◯」

「約束通り飯奢れよ」

「分かった分かった。あんまり高いのはダメだからな」

「ケチ」

「うっせ」


 仲良く帰る2人。それを見届けてからライガは目を覚ます。


「俺にもあんな友人が欲しいな」


 ライガはぼっちという訳ではないがあんなふうに心の底から笑い合えるほどの友人はいない。どういう訳か名前を思い出せない夢の男以外とは深い友人関係を作る気になれないでいた。いつか本気で笑い合える友人が現れる事を今日も思い、


「そろそろパレードが始まるし帰るか」


 家へと帰るとちょうど母が戸締りをしていた。


「ちゃんと忘れずに来たわね」

「遅れるわけないだろ。女王様の誕生日パレードによ」

「分かってるなら良いわ。それじゃ行くわよ」


 今日はオズワルドの王女、アルス・フルールの誕生日でありそれを記念したパレードがある。滅多に見られない王女様を見るために国民が王女様を乗せた馬車が通るルート近くに集まるので、


「これ見れんのか?」

「大丈夫よ。王女様が乗る馬車は大きく私たちみたいな庶民を見下ろせるようになってるから見れるわよ」

「嫌な言い方だな」

「事実だからしょうがないでしょ」


 なんて会話をしている内にパレード開始時間となりどこからか歓声が聞こえる。その歓声がどんどんライガがいる地点に近づいて来る。


「おっ? 来たぞ」


 自分たちのいる場所からでも見える位置に馬車が現れる。それと同時に周囲からの歓声が上がる。そんな周囲の歓声に応えるように馬車の屋上で時期女王のアルス・フルールが手を振る。


「赤ん坊の時に女王様に抱えられてパレードに参加してからもう10年も経つのね」


 隣にいる母は自分の子どもでもないアルスの成長に涙を流す。その隣でライガは、


(クッソ可愛いな。だけど俺みたいな庶民がお近づきになる事はないんだろうな)


 アルスの容姿に見惚れていた。しかし、女王と庶民という身分の差がある以上お近づきになる事はないかとため息を吐く。とりあえず今後も何かしらのイベントで見る事はあるだろうがそれがいつになるかは分からないのでアルスの姿を脳に焼き付けようとガン見していたら。その視線に気づいたのかアルスがライガの方を見て微笑んでくれた。


「お袋! アルス様こっち見たぞ!」

「な〜に言ってんのよ。たまたまこっちに顔を向けただけよ。自意識過剰よ」

 

 なんて母に言われたが、


(庶民とか関係ない。護衛でも宮廷料理人でも何でも良いから絶対にアルス様にお近づきになってみせる!)


 ライガは前の世界同様にアルスに近づく努力をすることを決めるのであった。しかも今回はクウガからの提案ではなく自分の意思で決めた。ここからライガの新たな人生が始まるのであった。


最終話です。次の連載作品のイメージは出来てるからなるべく早く書きたいなと思っているので次回作も応援よろしくお願いします。

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