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魔法騎士となり第二王女の護衛となったが親友が第一王女と共に戦争を仕掛けてきました  作者: 夜桜陽炎


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47話 最強の復活

 ライガにトドメを刺そうとしたクウガは異常な気配を感じてそこへと向かう。そこにいたのはノヴァと名乗る男であった。

 アリスはステンノを瞬殺して身動き出来なくなったアルスを引きずりながら当初の目的である新たな器となる肉体がある場所へと向かう。


「止まる気はないのね。お姉様」

「もう言葉で止まるような段階は過ぎたわよ。既にステンノを殺して実の妹である貴女の手足を潰した。ここまでして自分のやろうとしている事を止める訳ないでしょ。頭を攻撃した訳じゃないのにバカになっちゃったのかしら?」

「そうかもね。まだお姉様と一緒にいられると思ってるもの」

「残念だったわね。それは叶わない。世界は生まれ変わるのだから」


 会話をしている間に極点にて最も高い木に辿り着く。


「解除」


 そう言うと木が光り輝く。


「な、何が起こってるの」

「封印を解除したの」

「封印?」

「ここには私が手にした力の源である魔神を討伐した人間の遺体が封印されている。魔神を討伐したほどの人間が何故封印されているのかは謎だけどね」

「そんな封印を解除してどうするのです」

「元々私には魔法の才能がない。それを魔神を取り込む事で魔法を使える肉体にした訳だけど創世魔法を発動するには心許ない。だから新しい肉体が必要だったのだけどそんな肉体都合よくある訳ないと思ったのだけど取り込んだ魔神の記憶を読み込んだら自身を討伐した人間が封印されているという情報を手に入れた。そして今封印は解かれた」


 封印が解かれた木の中にはまるで眠っているかのような青年がいた。それを見たアリスは呟く。


「ここまで来るのに()()()か。長い道のりだったわね、、、、、、? 今? 私は何を言ってるの? 数百年? この計画は数十年しか経ってな」


 ドクンと心臓が跳ねる音が響く。何やら様子がおかしいアリスにアルスは微かな勝機を見出すしかなかった!


(ごめんなさい! お姉様! だけど死ぬ時は一緒よ!)


 残された魔力による『重力球(ブラックホール)』の発動。四肢を失ってはいても魔法の発動は可能。しかし、万全の状態ではない重力魔法における最強の技である『重力球』はコントロールが難しく自分どころかこの星そのものを巻き込みかねない自爆技となってしまう。それでもこの機会を逃せばアリスは仕留めきれずに創世魔法が発動してしまう。それだけは絶対に阻止してみせるという覚悟を見せての『重力球』の発動であったのだが、


「な、何が起こったの」


 確かに『重力球』は発動していた。この星そのものを滅ぼす最強の技。それが先ほどまで混乱していたアリスによって凝縮されて飲み込まれて魔力源となってしまった。


「俺は宇宙空間でも生き残れるから放っておいても良かったのだが慣れしたしんだ肉体の方が良からな。防がせて貰った」

「だ、誰なの。お姉様はそんな口調じゃ」

「俺はノヴァ。魔神を討伐した人類、いや全ての生物の頂点に立つ者だ」

「ど、どう言う事なの。魔神が生きていたのは大昔で。そんな時代に生きていたなら死んでないとおかしいでしょ」

「そうだな。だから俺は肉体を封印して意識だけを討伐した魔神の肉体に写したんだよ。そして惨めったらしく生き残った魔神を演じてアリスにわざと取り込まれた。そうしてかつての肉体の封印を解除した今アリスは用済みとなり意識は沈んだ。仕上げに肉体を入れ替えて終わりだ」


 そう言って封印されていた肉体に触れるとアリスの体はぐらりと倒れてノヴァは目を覚ます。


「肉体の劣化は感じないな。しかし、完全に同調出来てはいないな。創世魔法の発動前に試運転をしておきたいな」


 と言うノヴァの前にクウガが現れる。


「誰だお前は。アリス様に何をした」

「俺はノヴァ。かつて魔神を殺した人類最強の男だよ。アリスは良くやってくれたよ。自分こそが世界を変える女神だと勘違いしたバカな女としてな」

「そうか。死ぬ」


 そう言って恐ろしいまでの殺気を放ちながら雷速で斬りかかるクウガ。


「試運転には丁度いいな。相手をしてやる」


 そう言って2人は雷速の斬り合いを始める。それは生身であるアルスでは目に映らない攻防であり、


(ど、どうすれば良いの。ステンノは死んで。お姉様も消えてしまって。ライガとアルフリートはどうなったの。あたしはどうすれば良いの)


 どうする事も出来ずにいるのだがそんなアルスを無視してクウガとノヴァは戦闘を続けておりクウガはノヴァの右腕を斬り落とす。


「やるな。肉体と精神が完全に一致してないとはいえ俺の右腕を斬り落とすとはな」

「うるさい。黙って死ぬ」


 そう言ってトドメの一撃を刺そうと首を斬り落とそうとするのだが、


「そう急ぐなよ」


 斬り落としたはずの右腕が生えておりそれで首を掴まれて地面に叩きつけられる。


「ガハッ」

「そらよ!」


 そこから壁に投げつけられるも態勢を立て直して反撃しようとするクウガに対して、


「錬成‘刀’」


 マタタビのように空気中の魔力から刀を錬成して反撃のために突っ込んだ。クウガの右腕を斬り落とす。


「クソッ!」


 左手で落とした刀を回収して超回復で右腕を生やすために一旦距離を取ったのだが、


「?(何だ? この程度ならすぐに回復するはず)」

「解せないって顔をしているな。お前のような体質を持った奴は他にもいた。そして攻略法を俺は知っている。詰みだな。お前はこのまま俺のサンドバッグとして死んでもらう」

復活した最強の生物、ノヴァは超回復を持ちのクウガの攻略法を持っていた。ノヴァに勝てる者はいるのか?

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