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魔法騎士となり第二王女の護衛となったが親友が第一王女と共に戦争を仕掛けてきました  作者: 夜桜陽炎


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45話 最終決戦③

アリスに敗北したアルス。アリスは目的の器の下へと向かうのであったがその前にステンノが現れた。マタタビとの戦闘で何があったのか

 ステンノがアリスの下に現れるまで彼女はアルフリートと共にマタタビと戦闘をしていた。


「そっちのお嬢様は初めましてだにゃ。いや、にゃ〜は直接見てはいないけど前回のそっちの敗北者のお嬢ちゃんを助ける時に実際は遭遇しているのかにゃ?」

「そうね。こっちの敗北者を助ける時に私は貴女の存在を認識はしているわ」

「あのさ、敗北者って私の事を呼ぶのやめてくれませんか!」

「にゃはは。ごめんにゃ〜。だけど良いのかにゃ〜? 同じ相手に2度も敗北するなんて屈辱を王族が味わったら終わりなんじゃにゃいのか? まぁ、創世魔法が起動すれば敗北した事なんて忘れるし問題ないか! にゃはは!」


 なんて煽るマタタビに対して攻撃を仕掛ける。アルフリート。


「おっと、もう始めるのかにゃ? せっかちだにゃ〜」

「うっさいわね。この後アリスもいるんだからあんたみたいな下っ端に時間かけらんないの」

「その下っ端に殺されるんだから哀れな奴らにゃ」


 そう言って音速ミサイル100発を錬成して発射するも、


「ぎゃーー!!」


 ステンノの(ホール)によって全弾返されてしまい危うく自爆する所であったが、


「あっぶにゃかった〜。“分解”が間に合わなかったら死にはしなくても結構なダメージが入る所だったにゃ〜。やるにぇ〜、穴使いのお嬢様は」


 ステンノに語りかけていたマタタビはそこで言葉を切って視線をアルフリートにやると、


「それに比べて炎使いのお嬢ちゃんは成長を感じないにゃ〜。足手纏いなんじゃにゃいか?」

「まだ私の修行の成果を見せていないのに大口叩いて大丈夫なの? あの世に行った後ですらも恥ずかしいんじゃない?」

「言うねぇ〜。見せてみろにゃ」

「言われずともね」


 そう言って蒼炎化する。


「蒼炎化か〜。正直あまりそそられにゃいな〜。前回の戦いそれで勝てたかにゃ?」

「ふん。前回よりも練度が上がっているのよ。無能だから気づかないようだけどね。それに癪だけど頼れる味方がいるのでね」

「それはこっちのセリフよ」

「それじゃあ最後の戦いなんだから楽しませて貰おうかにゃ!」


 マタタビはオッズを斬り殺したウォーターソードを錬成する。更には、


『雨雲錬成』 『湖錬成』 


 徹底的にアルフリートに不利なフィールドを錬成する。


「さて、このフィールドで勝てるのかにゃ?」

「舐めくさってるわね」


 そう言って火力を最大まで上げて錬成された湖を蒸発して雨雲を吹き飛ばす。


「はっ?」


 あまりの火力に流石にマタタビは驚く。


(どんな修行したらこんな馬鹿げた火力になる? こりゃ本気も本気でいかないと不味いにゃね)


 いくらなんでも火力の上がり幅に驚きを隠せないマタタビ。だがそれは表には出さずにしっかりとアルフリートを驚異と認定して本気で殺す事を決意して、


「錬成“音速ミサイル”」 「錬成“ロケットランチャー”」 「錬成“衛星砲”」 「錬成“自動操縦戦車”」

「錬成“自動操縦爆撃機”」 「錬成“ウォーターソード”」


 と様々な機械兵器をそれぞれ100ずつ錬成する。それを見たアルフリートは、


「無駄よ!」


 全部を焼き尽くす。マタタビの事も焼き尽くそうとするがマタタビは緊急回避する。


「チッ!」


 と舌打ちするアルフリートであるが、


「いいえ、良い仕事をしたわ」


 ステンノが穴でマタタビを蒼炎の中に転送する。


「うにゃーーーー!!」


 悲鳴を上げるマタタビ。そのまま焼き尽くされずに脱出する。しかも再び穴で転送されそうになってもそれすらも回避する。


「あっぶにゃ〜(厄介にゃね。錬成物は片っ端から燃やされて使い物にならないし、穴に捕まったらそのまま蒼炎の中にぶちこまれる)」


 アルフリート単体でも厄介だがまだマタタビ的にはまだ勝てないと思うほどの実力差があるとは思えない。問題は穴の使い手であるステンノがいる事だ。


(うちの王女様も言ってたにゃね)


 数日前にアリスが話していた事を思い出す。


「驚異となるのはステンノね。私とマタタビにとっては」

「アリス様でもかにゃ?」

「えぇ、彼女が魔法で作り出す穴は魔力差なんかを無視した攻撃が出来る事がレアな魔法なの。一応、一対一なら発動前に殺せば良いから大した事はないんだけどサポートありだと下手をすれば殺される可能性がある」

「だったら俺が殺しましょうか?」


 クウガが名乗り出る。それに対してアリスは、


「それが一番確実ね」


 と同意するが、


「でも貴方には雷魔法の使い手であるライガの相手をして欲しいの」

「俺は一対ニでも問題ないですよ」

「そうだとしても貴方には一対一でライガを潰して欲しいの。これはずっと私の為に尽くすてくれる貴方のらためなの。貴方のやりたい事をさせたいから今回はマタタビに頑張って貰うわね」

「了解にゃ」


 という事があった。


(アリス様が言っていた魔力差、防御無視攻撃は飛んでこないのが気になるな。習得できなかったのか。それとも蒼炎使いのお嬢ちゃんに仇を取らせるためにサポートに専念してるのか。考える事が多くて面倒にゃね)


 色々と考えるマタタビに、


「考え事とは余裕そうね」


 蒼炎となったアルフリートが突っ込む。


「考え事の要因はお前じゃにゃい!」


 そう言って何かを錬成して反撃しようとするマタタビに


「無駄よ! あんたの錬成物なんて全部燃やし尽くしてやるんだからね!」

 

 強気な発言をするアルフリートに対してマタタビは、


「錬成“刀”」


 一見すると普通の刀を錬成してそれを横薙ぎに振る。普通の刀なら錬成した瞬間に燃え尽きるの燃えない刀を驚異と思い踏みとどまりたいが勢いをつけすぎてカウンターの餌食になるしかないアルフリートであったが、


「そこですね」


 ステンノが穴によりマタタビの右腕を捻じ切る。


「ナイス」


 アルフリートはカウンターはないと判断してそのまま最大火力で突っ込むが、


「舐めんにゃーー!!」


 残った左腕で錬成された刀をキャッチしてそれでアルフリートに斬りかかる。


「チッ!(人体を捻じ切るような穴は連続では出せない)」


 ステンノの助けが間に合うずにアルフリートは斬られて重症となる。そこをトドメを刺そうとするマタタビであったがステンノの穴により距離を取らされる。


「危なかったわね」

「ふー、ふー。何であいつの刀燃えないのよ。おまけに蒼炎と私を斬れるなんておかしいでしょ」

「おそらく魔力無効の鉱物で錬成した刀なんでしょ。とりあえずに傷は焼いて塞ぎなさい。出血多量で死ぬわよ」

「わかっ、てる」


 ジューと傷を焼くアルフリート。


(利き腕じゃなかったからアルフリートは死んでたわね。アルフリートは重症だけど私は無傷で無効は利き腕欠損状態。このまま押し切る)


 と思っているステンノ。その後方でとてつもない魔力を感じてそちらを見る。


「あれはアルスの重力球(ブラックホール)


 黒い球が周囲の物ものを吸い込んで消えていった。しかし、


「アリスの魔力は消えてない。仕留めきれなかったか」

「ステンノ様はアリスの所行って」


 アルフリートは応急処置を終えてステンノにアリスの所に向かうように促す。


「それじゃ、お言葉に甘えるわ」


 言われるまでもなく先に行くつもりであったステンノはさっさと穴を開いて空間移動する。


「はー最後の戦いだっていうのにやらかしたにゃー」

「そのやらかしも死んだら気にならないですよ」

「その傷でもう勝った気かにゃ」

「片腕の分際で何を言ってるんだか」

「良いハンデにゃ」


 アルフリートは蒼炎化を解いて蒼炎の剣を、マタタビは刀を構えると激突する2人であった。結果として、


「はぁ、新たな世界ではのんびりしたいにゃ」


 そう言うマタタビの足元には両断されたアルフリートがいた。片腕なしとはいえマタタビは禁足地にて生きてきた。白兵戦でアルフリートが適うはずなかったのだが、


「すまんにゃ〜、アリス様最後までお供は出来んけどクウガがいるし問題ないにゃろな〜」


 そう言って倒れる。結果として2人は相打ちであった。アルフリートは近接戦では敵わないと理解して自分が両断される前提でマタタビの心臓を突き刺したのだ。これにて最終決戦の最初の死亡者はアルフリート・ルーンとマタタビとなるのであった。それに続いて、


「来るんだったらアルフリートやライガを連れて来るんだったわね。どんなに強力な魔法であっても貴女単体では驚異じゃないの」

「そ、そんな」


 アリスによって首をもぎ取られたステンノを目にして絶望するアルスであった。


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