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魔法騎士となり第二王女の護衛となったが親友が第一王女と共に戦争を仕掛けてきました  作者: 夜桜陽炎


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44話 最終決戦②

 最終決戦は始まった。マッチアップが決まり戦闘が激化するかに思えたがアリスと対峙していた魔人、ギールスは瞬殺されてしまった。アルスたちは勝てるのか、、

「ごちそうさま。さて、魔力量が増えた訳だけど続ける?」

「続けるに決まってるわ。それにギールスは魔人だもの。どうせ、いつかはぶつかる予定だった。手間が省けて助かるわ」

「そう、、、、それじゃ、始めましょうか」


 そう言って瞬間移動と見紛うほどのスピードで近づき拳を叩き込もとするアリスであったが、


「身体強化だけとは舐められたものね」

「(硬い。貫通出来るだけの力で殴ったつもりだったのだけど)どうやら有意義な修行を積んだようね」

「当たり前よ。魔神と呼ばれる存在の力を手にしたお姉様を相手にするんだもの。これ位は強くならないと話にならないでしょ」

「そうね。でも、まだまだ私との差が大きいから貴女の努力して手にした力を見せ終わるまでは身体強化だけで戦ってあげる」

「あら? 負けたときようの言い訳かしら?」

「ふふっ、そう思うのならかかってらっしゃい」

「言われずとも!」


 自分にかかる重力を操作して高速移動する。さきほどのアリスに比べれば遅い。それでもアルスの努力を見るつもりであるアリスは対処する気がないようだ。


(避けるつもりがないっていうならこの一撃で後悔させてあげる!)


 重力により今度は自分の密度を上げた高威力の拳をアリスの顔面に叩き込む。錐揉み回転しながらぶっ飛ぶアリスであるがむくりと起き上がる。


「中々の威力ね。魔人が相手なら今ので首を吹っ飛ばせていたでしょうね。でも魔神たる私には効かない」


 ノーダメージのアリスに、


「一発喰らっただけで私の実力を把握したつもりからし」

「そうね。これが今の貴女の実力だとしたらがっかりだわ」

「がっかりさせるつもりはないわよ!」


 そういってアルスは修行により使用時間が伸びた重力化を発動する。


「王宮でも見せてもらった重力化ね。修行で前よりは楽しめるとは思うけどそれは通用しないわよ」

「それはどうかしらね!」


 そう言って突っ込むアルスに、


(はぁ〜あ。ただ突っ込むだけアルスってこんなにおバカだったかしら?)


 ただ突っ込むだけのアルスに呆れる。遊びは終わりだとばかりにアリスは先ほどのアルスと同じような、いや、それよりも高密度の拳を顔面に叩き込む。これで終わりだと思っていたアリスであったが、


「あら? 思ったよりも頑丈ね」

「ただ闇雲に突っ込む女だと思ったのかしら。お姉様の攻撃を一発は耐えるために重力化したのよ! この最強の一撃のためにね!」


 そう言ってアリスの一撃を耐えるために握りしめた拳を開く。そこから真っ黒な重力の球が現れる。その正体は、


「これは、重力球(ブラックホール)!!」


重力球、極めて高密度で、極端に高い重力を持ち、近傍の物質や光が脱出不可能である天体である。使用者の魔力量次第では星そのものを破壊しかねない自爆技となってしまう最強の魔法。そんな魔法を修行により習得して、かつ、範囲を絞る事にも成功している。それでも重力球を中心とした半径1キロは消え去る事となる。


「はぁ、はぁ、いくら魔神となったお姉様でもこれで」


 終わりだと思ったアルス。そんなアルスの右腕がグシャリと潰れる。


「ぎゃああああ!!」

 

 痛みで悲鳴を上げるアルスに追い討ちをかけるように左腕と両足も潰れる。四肢が使い物にならなくなり地べたに這いつくばる。そんなアルスの前には重力球に飲み込まれて死んだかに思えたアリスがいた。


「流石に今のはやばかったわね。重力魔法を極めた先は重力化ではなく重力球である事は知っていた。それでも使い方を間違えてしまうとこの星ごと消滅してしまうような自爆技。もちろん範囲を絞る事は可能なのも知っていたけどこの短期間でそこまで習得しているとは思わなかったわ。流石ね」

「な、何で生きているの」

「当然の疑問ね。でも簡単な事よ。さっき私は貴女の最初の一撃と同じ攻撃をしたでしょ。つまり重力魔法を使える。だから重力化して重力球が消滅するまで耐えたのよ。貴女の敗因は未来を見据えて星ごと消滅するレベルの重力球を使わなかった事。私は酸素がなくても生きていけるけど創世魔法に必要な器がなくなるから創世魔法に不完全に発動してしまう事になって私が求める理想の世界が出来ない可能性があった」

「くっ!」

「とはいえ追い詰められたのも事実。ご褒美に創世魔法の見届け人として生かしておいてあげる」


 引きずられるアルス。両手足使えなくても魔法は使用は出来るのだが重力化と重力球でほぼ全ての魔力を消費してしまっている。せめてもの抵抗として重力を常にアリスにかけているのだが全く効き目がなくズルズルと引きずられるアリス。


(だ、誰か来て! このままじゃ創世魔法が発動してしまう)

 

 そんなアルスの心の叫びは誰かに届いたのかアリスの前に(ホール)が現れてそこからステンノが現れる。


「ステンノ。貴女がここに来たという事はマタタビは負けてしまったのね」

「残念ながらまだ仕留めていないわ。それでも致命傷は与えたし後はアルフリートに任せているわ。私がここに来たのは目視で重力球を確認したからよ。アレがヤバいのは修行の時にわからされているからね。それでも貴女の馬鹿げた魔力が消えてないからここに移動して来た訳」

「なるほどね。それじゃあやりましょうか。どうせ、勝負にはならないわよ」

「言ってなさい!」


 ステンノvsアリスが始まる。

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