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魔法騎士となり第二王女の護衛となったが親友が第一王女と共に戦争を仕掛けてきました  作者: 夜桜陽炎


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32話 オズワルド襲撃 マタタビvsアルフリート

オズワルドの崩壊が始まろうとしている。ライガはこれを止められるのか

 オズワルドの襲撃を起こしたのはオズワルドから離脱していた第一王女であるアリス・フルールとその部下であるクウガとマタタビ。たった3名がオズワルドを滅ぼそうと動いたのだ。


「これより私たちはオズワルドを滅ぼします」

「了解」

「了解にゃ」

「目標は女王であるアリア・フルールとソーン家の魔人を殺してその心臓を私が取り込む事。それ以外は歯向かうなら皆殺しです。例外は私の妹であるアルスだけ」

「流石に妹には情があるにゃのね」

「そうね。でも最終的には殺す。私の手で。あくまで今回は標的としないだけ」

「では貴女の言う通りにしましょう」

「しっかしたった3人で一国を滅ぼすとはにゃ〜」

「問題ある?」

「違うにゃ。歴史に残るような大事件にまさかにゃ〜が関わる事になるとは思わなかったからにゃ〜。ドキドキするにゃ」

「・・・・そうね」


 何やら意味深な表情をするアリス。そんなアリスに、


「オズワルドが襲撃されているとらったら大帝国が介入してくる可能性がありますがどうしますか?」

「う〜ん、確かにその可能性はあるわね。マタタビ、何か錬金出来るもので役に立ちそうなものってあるかしら?」

「うん? あるにゃ」

「それじゃマタタビが大帝国撃退担当。アリス様は女王とソーン家。俺はオズワルドの邪魔な連中を皆殺しにします」

「それじゃあ決まった事だしオズワルドに行きましょうか」


 という話し合いをした3日後にオズワルド襲撃が起こった。


「マタタビの奴大帝国の連中の撃退失敗してんじゃねぇか」

「それは申し訳にゃいけどちゃんと乗り物は撃墜したにゃんか!」

「死んだ奴もいるだろうが6人は生存してんぞ」


 と文句を言うクウガに対して、


「そんな事言わないの。ちゃんと乗り物は撃墜してるんだから。それに大帝国の人間に負けたりしないでしょ?」

「当然です。今、大帝を殺しました」

「流石ね。その調子で大帝国の兵隊を刈り取って行ってちょうだいね」

「了解」

「おっ? こっちに大帝国かにゃ? 2人来るから始末しておくにゃ」

「それじゃあお願いね。こっちは本丸に到着したから暫くは連絡出来ないからそこを理解してここからは動いてちょうだいね」

「了解」

「了解にゃ」


 通信を終わりアリスは、


「さぁ、久々の王宮。そして最後の帰郷ね」


 王宮へと侵入する。


「はぁ〜大変にゃ。お嬢ちゃんたちはどう思うかにゃ?」

「うるさいですね。死んでください」


 相対している相手であるルーン家の2人にマタタビは愚痴を溢すが同意を得られる事なく蒼炎が飛んで来た。それをひらりと回避する。


「全く物騒だにゃ〜。そんな物騒な子にはこれをプレゼントにゃ」


 何十発もミサイルを錬金して発射する。それを全て迎撃するアルフリート。


「お〜凄いにゃ〜。流石は王族って所かにゃ?」

「舐めてますよね。あたしの事を」

「まぁ、そうにゃね。何せこれから来る奴らが混ざっても余裕だから。舐めるのもやむなしってところにゃ」

「これから来る奴ら?」


 疑問に思うアルフリート。そんなアルフリートたちの所に大帝国の五天星の2人がやって来た。五天星の双子の槍使いであるカズイとカズキ。コンビネーションを駆使すれば大帝であるクルーズにすら届きうる可能性を秘めた才能を持った2人だ。そんな2人は旅客機を撃墜されて、


「どうする兄貴?」

「旅客機を撃墜した奴がまた邪魔して来ない保証がないから潰すぞ」


 という会話がありこの戦場に来た。来たのだが、


「邪魔よ」


 蒼炎そのものとかしたアルフリートにより瞬殺されてしまう。


「はにゃ〜凄いにゃ〜。それが蒼炎化かにゃ? 自分自身を蒼炎と化す最強クラスの魔法」

「そうよ。貴女はこの力によって死ぬの」

「それはないにゃ〜。にゃ〜の方が強い」

「一対一ならそうだったかもしれないね。獣人のお嬢ちゃん。だが炎化を持つ者がもう1人いれば話は変わるだろう?」


 ルーン家代表であるオッズも炎と化す。魔法の極地ともいえる領域に踏み入れた2人と相対していてもマタタビは、


「一対一ならじゃないんだよにゃ〜。一対ニでもにゃ〜の勝ちなんだよ」


 先程までからのゆるい雰囲気が消え去るマタタビに警戒度を上げる。


「錬金、‘ウォーターブレイド’」


 水の剣を錬金するマタタビ。そしてそのまま斬りかかるマタタビ


「そんな水の剣蒸発させてやるわよ!」


 避けようとすらしないアルフリートであったが、


「アルフリート」


 オッズが突き飛ばす。


「きゃっ! お父様、何をするの? えっ?」

 

 突き飛ばされたアルフリートがオッズに突き飛ばした事に対する文句を言うが答えはない。何故なら、


「優しいパパを持って幸せだにゃ。おかけで寿命が伸びたんだからにゃ」


 オッズは真っ二つになっていたからだ。マタタビが錬金したものはマタタビの魔力と空気中に漂う魔力によるものだ。そのため普通の水とは違う。込められた魔力量を超えた魔法攻撃でないと破壊出来ない。それが無理なら本体であるマタタビを殺す必要があるがマタタビ本体も大帝国の五天星よりも身体能力が高いのでそれもハードルが高い。そんなマタタビによって父であるオッズを殺されて、


「焼き殺す!」

「やってみな。お嬢ちゃん」


 アルフリートはより高温の蒼炎となりマタタビに襲いかかる。2人の激闘の行方はどうなる。

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