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魔法騎士となり第二王女の護衛となったが親友が第一王女と共に戦争を仕掛けてきました  作者: 夜桜陽炎


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14話 辻斬りvs女王、アリア

大帝国だけでなくオズワルドに現れた辻斬りは女王にすら牙を剥く

 オズワルドの宮殿。その大広間の玉座に座るのは女王、アリア・フルール。そんなアリアの前に黒コートにフードを深く被って顔を見せない怪しい男がいた。アリアは知らないが襲撃者の正体は大帝国で辻斬りを行っている人物だ。その実力は五点星を2人も殺すほどだ。


「何者ですか? 大帝国の人間、、、、ではないですね。落ちこぼれ共の集落からの刺客ですか」

「・・・・」

「答えませんか。まぁ、いいでしょう。ガラ空きになったこの国に大帝国の潜入部隊が来ると思っていたのですが相手が変わっただけの事です。遊びましょうか」


 そう言って軽く手を振るう。それだけで突風が辻斬りを襲うが手にした刀を振るうだけで突風を掻き消す。それに驚く事なくアリアは、


「ふむ。身体能力が異常な人間ですか。ですがその程度の事が出来る人間は大帝国にもいます。過去に私も戦闘経験があり全てに勝って来た。貴方も同じように殺して差し上げましょう」


 辻斬りの周囲の重力だけデカくなる。


「潰れませんか。まだまだ重力を強くするのは可能ですがこの場所はお気に入りなので破壊は出来るだけ最小限にしたい。ですから貴方には吹っ飛んで貰います」


 パチンと指を鳴らす。それだけで辻斬りが爆発する。


「私の魔法は空間支配。一定範囲の空間を自由に操れる。突風を発生させる事も重力を強くする事も爆破もね」


 そんなチート魔法を使いアリアは長年女王として君臨しているのだ。しかし、今回の相手は只者ではなかった。


「隙あり」


 スパッと首を斬り落とされるアリア。


「流石は長年オズワルドに君臨するバケモノ女王だ。俺以外だったら3回は死んでるな」


 辻斬りの言葉に反応するように斬り落とされたアリアの首が繋がる。


「全く女性の首を斬るなんて酷い事をしますね」

「首を斬り落とされたら死んどけよ」

「私の魔法は空間支配と言ったでしょう。効果範囲内の時を戻して首を斬り落とされる前の状態に戻せば死さえ無かった事に出来るのですよ」

「なるほどな。説明ありがとな」


 そう言ってアリアでは視認出来ない速度での斬撃でまた首を斬り落とすと辻斬りは落とした首を粉々に斬り刻む。ここまでしたら流石に死ぬと思うだろうが、


「無駄ですよ。私は不死身です」

「そのようだな。今回は諦める。()()()()()()()


 そう言って去ろうとする辻斬りに、


「このまま帰すとでも?」


 魔法を発動して殺そうとするアリア。今度は辻斬りの時を加速させてそのまま骨にしようとしたのだが、


「速いですね。時を進め切る前に範囲外から出ましたか」


 アリアの空間支配は王宮内全部。そこから辻斬りは一瞬で去ったのだ。


「ですが全く喰らってないはずがないですね」


 そう言って邪悪に笑うアリアの予想通り、


「クソが」


 右足だけが範囲内にいたために右足がシワシワの爺さんのような足になっていた。そんな状態ではあるが通信機を取り出すとある人物と通信する。


「申し訳ありません。手傷を負ってしまいました」

「・・・・・・」

「問題ありません。治療を終え次第次に行きます」

「・・・・・・」

「いえ! 貴女の手を煩わせはしません。貴女の出番はまだ先です。それまでは俺を使ってください」


 そうして謎の人物との会話を終えて移動する辻斬りであった。

 オズワルドのトップが襲撃されているのとほぼ同時刻に大帝国のトップである大帝がいるセントラルセンターは襲撃を受けていた。セントラルセンターのある中央エリアにソーン家長女にして女王候補最年長者のステンノの使う(ホール)魔法によって東西南北のエリアをスルーして中央エリアに辿り着いていた。


「流石に大帝がいる場所だけあって特別な材質で作られた建物ですわね。穴を作れませんでしたわ」

「問題ないだろ。ここまで来たら後は楽勝だ」


 ステンノがセントラルセンターの中への穴を開けられずに少し悔しさを漏らすがソーン家の長男のステイルは楽勝だと言って油断する。そんなそれぞれの感想を言う2人に当主であるメルトは、


「各々油断するな。これは我々ソーン家がオズワルドのトップとして君臨するために必要な戦いだ。ヘマを打つなよ」

「分かっているさ。親父」

「わかっておりますわ。お父様」

「それでは行こうか」


 騎士団員を含む大勢の部下を連れてセントラルセンターに突入しようとするソーン家の面々の前に西エリアから飛んで来た移動弾が着陸するとそこから現れたのは、


「五点星の紅一点、フウカ。参ります」


 スタイル抜群の紫髪美女のフウカが愛用の2対の鉄扇を構えて戦闘対戦に入るのだが、


「邪魔ですわね。何故死ぬと分かっているのに挑むのか理解出来ませんわね」

「戦ってもないのに勝ちを確信するとは愚か者ね」

「戦いにならないからよ」


 そう言って指でフウカのお腹を指さすステンノ。警戒するフウカであったが、


「えっ?」


 お腹に大きな穴が出来てしまいそこからドバッと血が出る。そして胴体を支える事を出来ずに上半身と下半身が分かれてフウカは死ぬのであった。


「全く無駄な時間ですわね」


 大帝国の最高戦力の五点星の1人を殺したというのに喜ぶ事もなくステンノを先頭にソーン家はセントラルセンターに突入するのであった。


次回、ソーン家vs大帝勃発!!

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