ハイレベル門別への挑戦①
ジュニアトライアルも快勝したホクトノキズナは次走をジュニア優駿に定めていたが、オーナーの喜多方と調教師の高橋、そして騎手の斎藤は迷いに迷っていた。「優先出走権のあるジュニア優駿に挑むか、しかしこの馬は超ハイレベルの門別でも通用するかもしれない」と喜多方、それに続いて高橋「優先出走権のあるジュニア優駿のほうがいいと思われます、そこで経験を積んでから南関東に出すという手も」そして騎手の斎藤「しかしこの馬ならjbc二歳優駿で少なくとも掲示板には入ると思いますし、今のうちに強豪馬との戦いを経験するのもいいと思います。」喜多方は迷いに迷ったがついに「決めた、次走はjbc二歳優駿だ。」とついに決めたのであった。このことは地方の競馬新聞以外にもネットの競馬サイト、地方すべてを網羅する競馬新聞にも載った。
そんな中ホクトノキズナはと言うと1ヶ月半の放牧に出され、走りまくっていたがそのせいか、みるみるうちに体が仕上がっていった。
そしてjbcに向けての調教が始まった、メニューは主に坂路調教での瞬発力強化やポリトラックによるスピードの強化だった、一日2本の坂路調教もケロッとこなすホクトノキズナはさらに「真岡の英雄(怪物)」としての地位を高めていった。