01.プロローグみたいなやつ
起承転結で言うなら「起」部分は99%ノンフィクション
「承転」は50%ぐらいで「結」に至っては99%フィクション
そんな感じのお話です。
私とあの子は
名前が似ていて、誕生日が一日違いで、年齢が一歳違いで、同じ片親世帯で、家庭内境遇も似通っていて、趣味や好きなものが似ていて、、、社会人になってから出来たとても仲のいい友人。
きっとこれは運命、なんて。異性だったら言っていたかもしれない。
さて、そんなニアピン友人だけれども、男の趣味だけは私と正反対で「同じ男を好きになって、取り合いにならないから良かったね」なんて話していたのだけれど。
どうやら男の趣味だけでなく倫理観も私とかけ離れていたようだ。
「聞いて欲しい話があるんだよね」
「なしたん?」
「今さ、不倫してるんだけど、元カレも好きで、でも元カレ結婚するらしくて、マジ病んでる」
「……ん?!え、何お前不倫してんの!?」
「あれ?言ってなかったっけ?ついでに元カレ宮森だけど」
「やっぱ宮森さんと付き合ってたんかw」
「さらにぶっこんだ話しすると、吉川とヤっちゃった」
「え?待って待って、吉川君とセフレ?ww」
宮森は前職の年下上司で吉川は後輩上司。
二人とも友人とは異常なぐらい仲が良い雰囲気だった。当時友人はただの友達だよと言っていた。
三人とも私からすると信じられないぐらいの化け物コミュニケーション能力を持ち合わせていたから、パリピコミュ力お化けはそんなもんなんだなと思っていたんだけど。なるほどね。
「んで、今カレは他店舗の宮森の同期?みたいな」
「お前、やっべぇ事やってんなw情報量多過ぎ!ウケるwもうちょい詳しく話してや」
「そういってくれると思ってたぁ~!こんなこと流石に誰にでも相談できなくてさ」
「だろうねw聞くだけなら聞いたげるよ。マジおもろそうww」
うん。多分、対応間違えた。
ゲラゲラ笑って話聞いてあげるんじゃなくて、「そんなこと今すぐ辞めな」って言ってあげるべきだった。他人の恋愛に興味はないから勝手にやってればいいんじゃね?wなんて思っていたけれど。大切な友だちなんだから、一言「辞めときな」って言ってもよかったんじゃないかな。
確かに私は雑食で、どんな話でも楽しめるからNTR系の話も楽しめる。
でもそれは物語の中だから許されるのであって、現実世界ではぶっちゃけると嫌悪の対象だ。倫理的に普通に無しだ。
不倫はダメだ。犯罪ではないけども、いいことなんか何もない。一回でもやったことある奴は何回でも繰り返す。私だけは大丈夫、なんてそんなことあるはずないんだ。
この話は、病んでる友人の不倫話を後悔しながら聞いてるだけの私の物語。
この作品は、以降ほとんどのシーンで『私』と「友人」が会話だけして進んでいくお話です




