第4話 こうた君、進学先どうする?
夏休みの宿題が終わらない。
自由研究は昆虫観察で終わらせたんだけど、算数と漢字の書き取りがー!
計算問題なんぞやってられるか!
こうた君助けて~。
早速メールで助けを求めるも、こうた君は家族旅行の最中とのお返事が。
ガッデム!!
なお、夏休みの宿題はすでに終わっているとの事。最初の一週間で終わらせたって、流石は師匠。
半端ないです。
嘆いていても仕方がないので、宿題の続きをやりますか。最終日に徹夜はしたくないですし。
昨年は終わらなくて、散々怒られたからな~。母親のマジ切れ超怖かった。小学4年生にもなってチビるとは思わなかった。
あれは怒らせてはいけない存在だな、うん。
夏休みが開けたらそろそろ中学受験とかって話も出て来そうだけど、こうた君はどうするつもりなんだろう?
まぁ、我が家は近所の公立中学校一択。
なにが悲しくて小学生の内から受験勉強せにゃならんねん。前世で受験戦争経験者のワイ(昭和世代)、避けれるものなら避けたいでござる。
お母様も「私立中学?知らない単語ですね。」って言ってたし。
因みに我らが「ひろし様」は女子にとっての最難関、男子にとっては人によってはパラダイスで有名な、「私立桜泉学園」からのスカウトがあったとか何とか。
嘘か本当か受験免除・学資免除・諸費用諸々免除な上、支度金まで用意されてるとか何とか。
やっぱ、半端ないっすね~。庶民の私には雲上人の生活は計り知れんとです。