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2話:旅立ちの日②

「カイル……いや、お父さんはね凄いのよ。昔はドラゴンを倒したり、王様にも謁見した事もあるのよ。お父さんは本気を出せば強いのよ!」

(本気を出せば……か。)

こうやって母さんは毎日のように自慢げに親父のことを話していたが、それが本当かどうかも怪しい。

母さんは手先が器用で余った布切れでハンドメイド商品を作っては、たまに王都で売りに出かけている。そして売れたお金で新しい布を買って帰ってくる。

母さんは見窄(みずほ)らしい服を着ているが凄く美人だ。金髪で背中まで伸びた髪を髪留めで纏めている。眼は青色、身長は160cm位で鳥の(さえず)りの様な綺麗な高い声。正直父さんには勿体無いくらいだ。なんでこんな人と結婚したんだろうか?

「ディーンも14歳、基礎学校も卒業したんだし冒険者として数々の依頼をこなしてみんなの役に立つのよ」

そう言って母さんは俺に小さな短剣とお弁当、そして少しのお金を用意してくれた。

「ありがとう母さん。俺、立派な冒険者になるよ!」。 

俺は基礎学校に通っていた頃を内容を思い返す。

楽しかった学園生活の卒業後、俺は冒険者の道を選んだのだ。

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