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第二十章 亮太、合コンの御礼される

合コンから帰ると泉が、「亮太、谷垣君が言っていた事は本当なの?二人で何見ていたのよ。いやらしいわね。亮太がそんなに、いやらしい人間だとは思わなかったわ。」と不愉快そうでした。

亮太は、「谷垣も言っていただろう。それが正常な男だよ。」とめんどくさそうでした。

泉は、「それじゃ、男性は全員助兵衛だとでも言うの?」と亮太の説明に不信感を抱いた。

亮太は、「そうだよ。男は全員女に興味があるから、結婚して子孫が繁栄するんだろう。男が女に興味があり、女が男に興味があるのが自然で正常なんだ。女に興味がない男はおかまじゃないか!いやらしいというのは、その正常範囲を超えている場合だ。」と疑われて怒っていた。

泉は、「じゃあ、正常範囲はどこまでなの?」と亮太の説明に納得していない様子でした。

亮太は、「そんなの口でいえないよ。男同士でそんな話をする事はあるが、女の前ではしないから知らないだけだ。女も女だけでそんな話をしないか?女子会などでそんな話がでていたぞ。」と説明した。

泉は、「確かにそれも一理あるわね。」と亮太の説明に納得していた。

亮太は、「一理じゃなく、そうなんだ。でも女性ホルモンの影響で、そんな気持ちがなくなってきたと女子大生だった頃に説明しただろう。」とかわした。

泉は、「それは、亮太が女性に近づいてきた証ね。そのうち私の事も、どうでもよくなるのね。」と寂しそうでした。

亮太は、「それは絶対にない。泉は最愛の女性で一生離れられない。」と強調した。

泉は、「亮太の女性ホルモンは都合のいい女性ホルモンね。」と諦めている様子でした。

亮太は、「それは、泉を女性としてだけではなく、人として好きだからだよ。一生大切にするよ。」と泉のホッペにキスした。

泉は、「なんだか誤魔化されたみたい。ただ生理の処理の為に引きとめられている気がするわ。」と便利に使われているだけだと疑っていた。

亮太は、「確かにそれは否定しないが、決してそれが引きとめる理由ではない。泉を愛しているからだ。」と泉を説得していた。

泉は、「亮太は口がうまいのね。いやらしい事も上手く誤魔化したわね。」と諦めた様子でした。

亮太は、「女子大時代に女同士で結構いやらしい話をしていたぞ。その内容は男より過激だったぞ。女のほうがいやらしいと俺は思うよ。自分がいやらしいからといって、人までいやらしいと決めつけるなよ。」と指摘した。

泉は、「それは誤解よ。確かに女子会でもそんな話が出る事はあるわ。ただ女性の体の事を知っているから話が具体的になるだけよ。」と亮太がいやらしく感じた理由を説明した。

    **********

亮太は、「明日も会社だから早く寝ないと寝坊して遅刻するぞ。しかし、何故、出勤日の前日に合コンの設定をしたのだろう。休みの前日にしなかったのだろう。」と不思議そうでした。

泉は、「真由美から聞いた話では、男性グループは明日休みらしいわよ。東証一部上場企業だから逃したくなく、無理したようね。だから参加人数が少なく、真由美も苦労したらしいわよ。」と真由美から聞いた事を説明した。

翌日出社した亮太は、麻里や文子から、「総務部の真由美さんから聞きました。陽子さん、合コン相手の男性の正体を暴いたらしいわね。男性を見る目もあり、やはり陽子さんは色々と頼りになるわね。誰かいい彼氏はいないかしら?紹介して。陽子さんの紹介だと安心できるから。」と人気があがった。

亮太は、「人にはそれぞれ好きなタイプ、嫌いなタイプがあるから、私が紹介した人が、あなたに合うかどうかわからないわよ。」と昨日の合コン相手の中に、たまたま昔の悪友がいたので正体を暴くのは簡単だったが、そんなに頼りにされると困るなと逃げようとしていた。

麻里は、「そんなの付き合ってみないとわからないわよ。悪い男に引っ掛かりたくないのよ。」と紹介して貰いたい様子でした。

亮太は、「そこよ。真面目な人が好きな人もいれば、真面目な人は苦手で、少しは悪いほうが良い人もいるのよ。紹介した後で、あんな悪い人を紹介されて迷惑していると言われても困るしね。」と断った。

文子が、「不良が好きな人もいるの?」と亮太の説明に不信感を抱いている様子でした。

亮太は、「私の知り合いの女性がテレビニュースを見ていて、ある事件を起こして逮捕された刺青をした凶悪犯を見て、“私のタイプやわ。”と呟いていました。恋人は自分で捜すのね。でも相談には乗るわよ。どうせ、気になる人がいても告白もできずにいるのでしょう?」とかわした。

麻里や文子は、見抜かれている。さすが陽子さんは鋭いわ。と感心していた。

亮太は、「その様子は、矢張り気になる人がいるのね。誰なの?あなたにかわって私が告白してあげるよ。」と愛のキューピットになろうとしていた。

文子は、「いやよ。恥かしいからやめてよ。」と顔を赤くしていた。

    **********

そんな様子を見て、好きな人もいない昌子は面白くなく、亮太の秘密を知ろうとして勤務時間中、誰もいない更衣室で亮太のロッカーを調べようとしたが施錠されていた。

昼食時に、誰もいない課内で、亮太の机の引き出しを開けて、バイクにまたがっている男だった頃の亮太の写真を見つけて、暴走族か不良だと勘違いした。

昌子はチャンスをみて、亮太が机を開けた時に後ろを通り、偶然見つけたかのようにして、「陽子さん、あなた、暴走族と付き合っているの?秋山官房長官の娘が暴走族と付き合っていると知れると大変な事になるわよ。」と他の社員達に聞こえるように大きな声で亮太を追求しようとした。

亮太は、“まずい、昔の写真を見つかってしまった。”と焦ったが、総務部の真由美が来ている事に気付いて、「真由美さん、彼が泉と私の共通の友達の亮太君よ。生きていれば、恐らく泉と婚約していたか結婚していたと思うわよ。」と写真を見せた。

真由美は、「彼が熊川先輩の死んだ彼氏なの?かっこいいじゃないの。さすが熊川先輩ね。」と納得していた。

その話を聞いて泉が来て、その写真を見て、「うわ~懐かしいわね。まだこんな写真持っていたの?他にもないの?」と昔の事を懐かしんでいた。

亮太は、「帰れば色々と写真はあるわよ。帰ったらみせてあげるよ。」と変な写真を見つけられたなと諦めた。

麻里や文子も、「私達にも見せて。」と興味がある様子でした。

その様子を見て昌子も写真の人物の正体がわかり、それ以上追及しませんでした。

帰りは亮太と泉の車に分乗して帰った。

    **********

秋山家に到着すると凄い門がまえの豪邸でした。

リモコンで門を開けて中に入り、車庫に車を停車させて玄関を開けて中に入った。

お手伝いさんが、「お帰りなさい、お嬢様。」と出迎えたので全員驚いた。

亮太は、「会社の同僚を何人か連れて来たので応接室使うわよ。」と全員応接室に案内した。

亮太は泉に接待を依頼して、昔のアルバムを取りに行くついでに、お茶の準備をしているお手伝いさんに、彼女らは、昔、私が男だったとは知らないからと口止めして、アルバムを持って行った。

アルバムには男だった頃の亮太の写真と泉の写真しかなく、女性になった亮太の写真がなかった為に不信に感じて、「何故、陽子さんの写真はないの?」と不思議そうでした。

亮太は、「写真は私が撮影したからよ。私は二人の結婚を応援していたわ。でも亮太さんが亡くなった時に、泉は亮太の事を忘れようとして、全部焼却処分にしたのよね。私はそのまま持っていたのでここにあるのよ。」と説明した。

一通り写真を見て、文子達女子社員は満足して帰った。

    **********

亮太と泉が車で近くの駅まで送っていると、文子が動画はないのか確認した。

亮太は、「あるわよ。写真を見たいと言っていたので先程は動画を見せなかったのよ。」と動画を見せなかった理由を説明した。

文子は、「それは動画があると知らなかったからよ。次回見せて。」と動画も見たい様子でした。

亮太は、「解ったわ、明日会社に持っていくわ。」と約束した。

皆を送って戻ると泉が、「私には今見せて。動画では亮太の声も聞けるのでしょう?」と亮太の声を聞きたそうでした。

亮太は、動画を泉に見せた時に、動画をUSBメモリにコピーして、明日タブレットとともに、会社に持っていく事にした。


次回投稿予定日は、5月2日を予定しています。

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