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エイリアンバスターが裸エプロンで待機してるんだが  作者: 天近嘉人
ターニャブラウスは裸エプロンがお気に入り
8/46

パンはパンでも食べられないパンはなんだっ!?

 「貴様、何者だっ!?」


 ターニャがギリッと三つ編みメガネっ娘を睨みつけながら。


 「はわ、はわわわわっ!!」


 メガネっ娘は持っていたジョウロをその場に落として、ただはわはわするだけ。


 「答えろっ!何者だっ!」


 「はわわわわ、わ、私は図書委員の蔵書宮 友子(ぞうしょみや ともこ)ですっ!えっと図書委員の担当日なので、葉っぱさんの水をやりにここに来て……。」


 友子が指差す方向には確かに観葉植物があった。


 「……おいターニャ、こいつ無害そうだぞ。」


 「ふむ、確かに。だがレーダーは絶対だ。この娘が人間の振りをしているかもしれない。」


 「じゃあどうすんだよ、何か見極める方法でもあるのか?」


 「……私に覚えがある。任せろ。」


 そうして友子に近づいていくと……。


 「おいっ!貴様っ!パンはパンでも食べられないパンはなんだっ!?」


 「ふ、フライパンかなぁ……。」


 「うむ、正解だ。……どうやら人間のようだな。」


 「ちょいちょいちょーいっ!」

 

 いやいや、流石におかしいだろ。


 「なんだよいきなりナゾナゾなんかで、そんなのでわかるわけないだろっ!」


 「いや、わかるぞ。エイリアンだと答えは総じて『グルニュブダクティネスパン』というからな。」


 「なんだよその禍々しい名前は。」


 「グルニュブ族の伝統的な料理の事さ。外部の奴が食べれば気絶悶絶間違いなしの一品だ。日本でいう納豆みたいなものだぞ。」


 「ヘぇー。」


 宇宙について無駄な知識が一つ増えた。


 「あ、あの……。」


 「因みに朝は、四本、昼は二本、夜は三本のナゾナゾの宇宙バージョンは『宇宙生物ガラガラドラゴムシ』と言う。」


 「へぇーそーなんだー。」


 また無駄な知識が増えた。


 「あの……あのっ!」


 「お?」


 「あん?」


 声の方向に俺とターニャが一斉に振り向く。


 見ると友子が顔を赤くさせながら口をパクパクさせていた。


 そして。


 「と、図書室では静かにして下さいっ!それに飲食禁止なんですけどっ!」


 あ、そういえばそうだったね。



 なんなんこのオチ。

 


 

今日の九時にもまた投稿します。よろしくお願いしますっ!

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