日本のことわざでもあるだろう、裸の付き合いって
「じゃ、じゃあ俺風呂入ってくるわ」
取りあえず落ちつく為に風呂に入ることにした。
「おお、そうか。では後でな。」
「ふぃー。」
風呂にて湯船に浸かりながら一息つく。
今日はドッと疲れた、エイリアンに襲われて帰ったら裸エプロンの女がいて。
しかもエイリアンに俺が狙われてるらしい。
――俺、なんか悪い事した?
「希伊人、湯加減はどうだ?」
「ああ、悪くないよ……っへ?」
どこからか聞こえるターニャの声に反応してしまったが、これは一体。
もしかして。
不安になりバッと脱衣所の方を向くと。
「ふんふんふふーん。」
楽しそうに鼻歌を歌いながら服を脱ぐシルエットが見える。
おいおい、これって……っ!
ガラっ!
「これが日本の風呂というものか。掃除して一度入ったがお湯を入れるとやはり雰囲気が変わるな。ふふっ素晴らしい。」
やっぱり……っ!?
「なななななんで入ってくんだよっ!?」
「ん?また後でなっと言ったろう。何か問題でもあったか?」
いや、何か問題あるってナニが問題あるんだけど。
「どうした?もじもじして?」
「なんでもねーよ、早く出てけっ!つか隠せよっ!」
色々見えてるから!色々っ!
「ふふっ固い事を言うな。日本のことわざでもあるだろう、裸の付き合いって。」
「それことわざじゃねーからっ!」
「そうなのか、勉強になった。どれ、お礼に背中でも洗ってやろう。」
「いいよ、自分で洗え」
いや、待て。
これはチャンスなんじゃないのか。
ターニャは所々おかしいが美人だしおっぱいも大きい。
そんな美人に背中を洗って貰えるチャンス、男として逃せない。
「じゃ、じゃあ洗って貰おうかなぁ。」
「心得た。」
バシャリと風呂から出て、ターニャに身体を洗って貰う事にした。
ごしごし。
「どうだ、痛くはないか?」
「あ、ああ。」
ごしごし。
「痒い所はあるか?」
「い、いや。」
ごしごし
「ふふ、希伊人の背中は案外大きいなぁ。それに硬くてゴツゴツしてる……男の子って感じだ。」
「そうっすか……。」
なんだこれ恥ずかしいぃぃ!!!
恥ずかしい、すげー恥ずかしい。
でもちょっといいかも。
「よし、泡を流すぞ。」
バシャーンっ!
「どうだ希伊人、私の洗い方は。」
「ああ、えっと良かった……です。」
「そうか、ふふっでは前の方を……。」
「いや、それは自分で洗うからっ!」
「遠慮するな、ほらほら。」
ターニャが、ガシっと後ろから肩を掴まれ反転させようとしてくる。
「うわわっ!止めろっ!止めろよっ!」
「よいではないか~よいではないか~。」
そして。
ブルンっ!
俺と俺のナニが遠心力で勢い良く反転しターニャの前にさらけ出される。
「は、はわわわわわっ!!!!」
俺のナニをしっかりと見たターニャは顔を真っ赤にさせて手で顔を覆った。
「す、すまないっ!私男のナニって初めてで……なんというか、そのプレデターの頭みたいでか、かっこいいぞっ!」
「……いらないフォローありがとよ。」
――もうお婿に行けねぇ。
今日の投稿はこれで終わりです。
明日から一日一話更新でいきたいと思ってます。
ここまで読んでくださりありがとうございました!