私はこんな事では屈しない……っ!!
「ふっふっふ捕まえたぞっ!エイリアンバスターっ!」
「くそっ!」
ターニャが俺を庇いブライヤの触手に捕まってしまった。
「げっへっへ。……このまま絞め殺して……っ!」
ギュルギュルっ!
ブライヤの触手がターニャの身体にきつく締め付ける。
「ぐわぁっ!」
「ターニャっ!!」
くそ、どうするっ!?
「き。希伊人、逃げろ……。」
ターニャが声を振り絞りながらそんな事を言ってくる。
このまま友子を連れて逃げる。
しかし、ターニャを置いて逃げることなんてできねぇ!
「うおおおおおっ!!!」
俺はその辺にあった椅子を持ってブライヤに猛突する。
だが。
バコンっ!
「効かねぇ!?」
椅子はあっけなく粉々に砕け散った。
「そんな攻撃効かんわっ!ふふっどれここは一つ余興といこうか!」
ブライヤが不敵な笑みをみせてから。
ねちょぉ……。
ブライヤの触手からなにか粘着質な物が滲みでてくる。
「なっ!?これは……。」
「ぶははははは!!!これは消化液だ!」
言葉の通りターニャの制服がどんどん溶けていく。
そして。
「く、くぅ……。」
ターニャの制服は原型を留めない程に溶かされて、鍛えられた肉体と透き通る白い肌がどんどん露出されていく。
「あぁ……希伊人、見るな……見ないでくれぇ……。」
……。
「ふははははは!!!ほらほらぁ!どんどんあられのない姿にしてやるぞぉ!!!!」
……。
「く、恥ずかしいっ!だがエイリアンバスターはっ私はこんな事では屈しない……っ!!」
……。
「威勢だけはいいようだなぁ!だが何時までもつかなっ!!」
……。
「希伊人っ!は、早く逃げるんだっ!早くっ!!!」
…………。
ブライヤとターニャが盛り上がっている中、俺は物凄い冷静に事を見ていた。
何故なら、何故ならば。
「お前普段裸エプロンなのにここぞとばかりに恥ずかしがってんじゃねーぞっ!!!」
「おお!それもそうだなっ。」
「へ?裸エプロン?」
にゅるっ。
一瞬困惑したブライヤの触手が緩み、ターニャがするりと抜け出した。
そして。
「喰らえっ!」
バキューンっ!!!
ターニャがサイコガンを構え、思い切り発射。
「え?ちょっちょっと裸エプロンってアギャー!!!!!」
放った光線がブライヤに直撃。
「ふぅ、これにて一件落着だな、希伊人っ!」
ニカっと一仕事を終えたターニャが俺に向かって。
…………なんか納得いかねぇ。
今日の投稿はこれでお終いです。
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