ギャルゲーみたいな女子がいる確率について
【概要】
ギャルゲーみたいな女子(以下「ギャルゲ女子」)とは、
「転校初日に窓際後ろから2番目の席で主人公の隣に座り、
なぜか初対面で好感度が+30されている女子」
の総称である。
現実世界におけるギャルゲ女子の存在確率は、
天文学的に低いとされるが、
一部の研究者は「ゼロではない」と主張している。
なお、この主張は主に深夜テンションと徹夜明けの幻覚に基づく。
【定義】
ギャルゲ女子は、以下の条件のうち3つ以上を満たす必要がある。
・貴方とぶつかるために、朝の通学路でパンを口にくわえる
・貴方の家に住む理由が“親の海外転勤”で片付く
・「べ、別にあんたのためじゃないんだからね!」を自然に言える
・文化祭でバンドを組むと、なぜか歌がプロ級
・貴方の名字を呼ぶときだけ声が柔らかくなる
・目が星のようにキラキラしている(物理)
・貴方の周囲にだけ好感度ゲージが見えているかのような挙動をする
【統計】
国際ギャルゲ女子研究機構(IGGRO)の調査によれば、
現実世界におけるギャルゲ女子の出現確率は
「宝くじ1等を100回連続で当てるより低い」
とされている。
これは地球に隕石が当たって
貴方が死亡する確率よりも低い。
深夜アニメの世界では高確率で発生するが、
現実世界では「主人公補正」という
希少遺伝子を持つ者にしか
遭遇フラグが立たない。
なお、一般人の99.999999%は「モブ」属性で生まれるため、
ギャルゲ女子と遭遇する前にエンディングを迎える。
【発生メカニズム】
ギャルゲ女子は、以下の条件が揃ったときに自然発生するとされる。
季節が春であること
桜が舞っていないとイベントが発生しない。
貴方が遅刻していること
遅刻していないと角でぶつかるイベントが発生しない。
背景にピアノのBGMが流れていること
現実世界では再生されないため、ほぼ不可能。
この3条件が揃う確率は、
「宇宙の熱的死の瞬間にコイントスをして表が出る確率」と同程度である。
【研究者の見解】
楽観派は「ギャルゲ女子は存在する。ただし観測者がいないだけだ」と主張し、
悲観派は「そもそも現実にはフラグ管理システムがない」と反論する。
中間派は「ギャルゲ女子は存在するが、貴方がイケメンではないため出現しない」と述べる。
いずれにせよ、議論は毎年春になると再燃する。
桜が舞うと人は希望を持ってしまうからである。
【結論】
ギャルゲーみたいな女子が現実に存在する確率は、
ほぼゼロだが、ゼロではない。
ただし遭遇するには、
・主人公補正を持って生まれ、
・角を曲がるタイミングを1秒単位で調整し、
・桜の木の下でイベントフラグを立て、
・自前でBGMを流す
といった、努力ではどうにもならない条件が必要である。
つまり、
現実世界はギャルゲではない。




