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少女ギャル  作者: シーケー
第4章
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第18話

体育祭の夜会で、エミリーちゃんは魔法を試した。

「私の彼氏に近づかないで」


 絶対に。もし私に最後の願いがあるとしたら、それは横山さんの願いとまったく同じだろう。


 でも、鈴木くんは彼女を選ぶ点で趣味がある。


 横山桔梗さんはほぼ彼と同じ身長で、スリムで日焼けしている。


 彼女は漂白した髪の周りにきつい白いヘッドバンドを着けているギャルで、唇の周りに白いハイライトリップスティックを塗っている。それは厳しくなく、むしろ彼女のスタイルを補完している。


 この女の子はテニスをしていると思う、片手にラケットを持ち、肩のもう一方にスリングバッグを持っていて、長くて細い脚を見せるテニススカートを履いているから。


 横山桔梗さんも自信に満ちた性格を持っている。


 彼女は鈴木くんとの付き合い方を知っていて、同時に鈴木くんといちゃつく方法も知っている。


 鈴木くんはついに彼女ができたので、私をからかうのをやめた。


 律ちゃんと金田くんがお互いに告白したことも分かった。


 エミリーちゃんによると、律ちゃんは金田くんがどれだけ素敵かを理解した時、鈴木くんを見捨てる準備ができている。


「すごく幸せ。きゃー!」エミリーちゃんは歓声を上げた。


 美雪ちゃんは学園祭で臼井さんの生徒会の一員として忙しいので、ここにいない。


「私たちはどうなの、エミリーちゃん?私たちは独身?」と聞いた。


「|玖蘭さんに告白したいと思う」エミリーちゃんは赤面した。「やってみる」


 玖蘭(くらん)さんは複数の告白に慣れていないの?


「頑張って」とにかくエミリーちゃんに言った。「見守ってる」そして彼女を応援した。


 エミリーちゃんは学園祭の最後の夜に勇気を振り絞った。


 私たちには夕方のボールと授賞式としての盛大な花火大会が控えていたので、みんな夜にシンデレラになる準備をするために早く帰った。


 その夜の前、美雪ちゃんが教室を見守るように頼んだので、私は午後遅くに空いた教室に一人でいた。


 その時、遠くから誰かが大声でつぶやいているのが聞こえた。

次章:亮介くんと桔梗ちゃん

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