幕間:死神-magpedia
死神。
その起源は古く、この世界において人間と呼ばれる生物が誕生するよりも遥か昔に存在していたといわれる。
その姿が書物等に残されている場合、髑髏に黒いマント、大きな鎌をもつ姿として描かれることが多い。ものによっては骸骨の馬に乗っている姿として描かれていることもある。
その中でも髑髏というのはあまりにも直接的過ぎる表現ではあるが、他にも終わりを意味する黒、命を『刈り取る』鎌など死を連想させる姿をしていることは基本的に共通している。
しかし、これはあくまでも人間が想像する死神。もしくは人間が死神と聞いて連想する姿なのである。
事実、死神の全てがこの姿をしているわけではない。
元来、死神に決まった姿かたちは存在しない。老齢の死神の中には犬や猫、そのほかの生物を形度っているものも少なくない。
これは、人間界(現在の呼び名)において自然に活動するために進化して言った形だといえよう。
現在、新たに誕生する死神のほとんどは人間を模るようになっている。それは現在の人間界の支配者たる生物が人間であることに起因する。
よって、髑髏の顔や大きな鎌を持っているということはない。人間界で行動するために障害となりうる可能性があるからだ。だが、ほとんどの死神は黒を好む。さすがに黒いマントを羽織っているものはまれだが、黒い着衣を用いているのが普通である。
その理由は不明だが、死神の誕生そのものに由来する現象なのではないかと専門家たちの間では囁かれている。
死神の役割は、人間界の魂を一定に保つことだ。
魂が飽和してしまうと、新たな魂が生まれなくなる。それを防ぐために、器を失った魂を処分したり不要な魂を整理するなどの対処をせねばならないのだ。
人間界と、死神の住む世界は少なからず影響しあっている。人間界で異常が起きればそれがそのまま伝わってしまう。
そういった事態を未然に防ぐことが魂の管理者である死神の仕事なのだ。
そして、死神は人間界で魔法と呼ばれているような能力を有している。
その能力は個人によって差異があるが、基本的に死神の役割をこなすために有用な能力を持っていることが多い。
例を挙げると、数百年前に存在していたといわれるポリフォニウス=ネド=アウストリアは人間の魂を強制的に身体から引き剥がし、消滅させる能力を持っていたとされる。
現在人間の持つ死神のイメージは彼の影響が大きいとされている。
実際、死神は人を殺すこともある。が、そのほとんどを事故に見せかけたり、病気にさせたりするなどして死神本人が手を下すことはあまりない。(近年、予算の無駄遣いだとして死神本人がそれを行うことも増えてきた)
死神というのはそもそも人間がつけた名前である。
が、名称があったほうが良いとのことでその名を使わせてもらっているに過ぎない。
しかし、その名称から連想されるように人を殺しているだけがその仕事ではない。
人間にとって、この世界にとっての重要な立場にあるのが彼ら死神なのだ。
――死神原論より抜粋 一部改編 「新・初めての死神」より引用
実際にそのような本はございませんのでご注意ください。
そのような本をお求めの場合は夢の中にてご注文ください。夢の中にお届けいたします。
代金は現金のみとなっております。
え、夢の中じゃお金ないって?
けっ、冷やかしかよ。
はい、どうでも良いですね。
死神が超能力使えることを説明するの忘れたーと思って。
それだけです、はい。
でも、ルカの能力はその中でも異端なのです、はい。