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6話

 6話




 そしてニノは10年後には社長に就任と同時に隣にいるはずの美人さんは、再び小太りになっていたがお腹の赤ちゃんのために栄養を喰い漁っていただけだった。ただ子供が生まれてから数十年が経過した頃、ニノは一冊の便箋とフート―を机に置いて「40年前の俺へ」と、題して今の状況を書いて車が空飛ぶ時代の思い出を高校二年生の自分宛に書いていた。


ニノは40年前の自分への手紙を宇宙郵便局であの学校の下駄箱に届け送った。だがその内容に変化があった。40年前のニノへ「何も言うな子豚と仲良くしろ」とだけ書き記した。そして俺は今は凄く幸せだと、ニヤニヤしながら書き綴った。人間の運は本当にあるのだと実感している、ニノは社長業になっても昔からの友人に同級生たちの真ん中に居て更に数十年を得てみな天国へ旅立って行った。


だがニノも還暦を迎えつつも高2の時の手紙には心底、感謝してその生涯を80歳過ぎで閉じた。人生は変えられるホンの小さな出来事で変えられるのだが、それに気付くか気付かないだけのことである。そして数年後にニノの奥さんも天国に旅立ち4人の子供達もニノからの手紙で何らかの手掛かりを見つけたらしい。



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