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逃げ腰な自分へ

作者: 朝焼 悠

なんか違うなって

書き出した部分を黒く塗り潰して

次の段に書いたものも

また塗り潰す

その内に余白が無くなって

次のページへと移っていく


書けなければ 書けないって

上手く行かなければ 上手く行かないって

書けばいいと思っていた

でも読んでくれる人がいる限り

割いてくれた時間を無駄にさせてしまいたくない

そう思うと


なんてもっともらしい理屈を立てて

耳当たりの良い言葉を並べ始めて

こうなると厄介なんだよな

こうやって優等生らしい発言の裏で

失望されたり 見限られたりする事を

恐れ始めるのが


そりゃ 前提として

上手く書きたいし

綺麗に狙った落としどころにも嵌めたいし

オマケを言えば

才能あるとかも思われたいけど


でもそれが一番ではないはずだから


力を込めたり 情熱を注ぐ場所は

少なくても僕の場合は

そこじゃない

もっと真っ直ぐに もっと正直に


書けないなら 書けないと

上手く行かないなら 上手く行かないと

みっともなくあがく姿を

それでもあがく姿を

言葉にして伝えればいい


中途半端に形だけ整えたものじゃ

なにも届かないのに

僕はいつもそっちの方へと

偏ってしまう癖があるから


最初から なんか違うなって

投げ出すのを止めて

どうにか繋いできた

これだけには


月並みかもしれないけれど

やっぱり正直でいたいし

もっともっと燃えていたい

貪欲に追い求めていたい

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