崩壊した日常 2
今回は前の比じゃない程短いです
走る、走る、走る、茜から逃げる為に
途中から廊下ですれ違った生徒から何をしてるんだという視線を受けたが俺は気にも止めなかった
いや、正しくは気に止める余裕が無かったと言うべきだろう。
「待ってよ。一条くん!」
背後から追ってきている茜の声が聞こえてくる
茜の奴もう、ここまで追いかけてきたのか!
クソ、どうするこの状態で家に帰るとのはマズイ
万が一でも、茜に追いつかれるのは無いにしても。まずは落ち着いて休めるところが欲しい
何かいい場所はないのか......学校は論外だし、
友人の家は友人を巻き込んでしまう為、無しだ
んー......そうだ、どこかのコンビニに寄って時間を潰そう。流石に茜も、深夜1時2時になれば諦めて家に帰るだろう。
よし!そうと決まればさっさと撒k
「んっ?! ダァッ!」
突然、足をかけられ地面に転がる。
「一条くん、ツ カ マ エ タァ」
ゾッとするような声で、死刑宣告が告げられる
「ヤバイ 逃げっ ウッ!」
逃げようと思い、立ち上がろうとすると
体が動かない 逆に動こうとすると体に痛みが走る
どうやら、茜に組み伏せられているようだ。
後ろを向こうとしても身動きが取れないので、向けない。どうにかして、抜けだす方法はないのか
「ねぇ? 一条くん? 何で私から逃げたの? 私とても傷ついたんだよ?」
「突然、目の前で殺人事件が起きたんだぞ。そりゃ逃げるのも当たり前だよ」
「殺人?何を言っているの?私がしたのは、害虫駆除だよ?私達の中を引き裂こうとする悪ーい虫をやっつけただけなんだよ?」
害虫駆除? 本気で言っているのか? 狂っている
人を殺した自覚すらないのか?
「だって、お前は怜を殺したじゃないか?」
「怜?あの女が人間なわけないでしょ。あの女は
ゴミ虫、産業廃棄物、チリ以下の存在なのよ?
だから、殺人じゃないの 駆 除 」
「何を言っていr」
「もういいわ、続きは後でたっぷりしましょう。
私達の愛の巣でね?」
バチィバチバチ
「アガァ!」
首に何かを押し付けられたと思えば体に電流が流れ、気を失った。
ラストと言ったな あれは嘘だ
すいません あと1、2話で終わります。