モンスター文庫大賞となろうコンにエントリーした感想
モチベション維持のため、私の書いている『昨日宰相今日JK明日悪役令嬢』をモンスター文庫大賞となろうコンに出したのだが、結果が出たので、反省と感想を残しておく。
モンスター文庫大賞が一次通過、なろうコンが一次通らすだったのだが、なろうコン総評から考えると、モンスター文庫大賞がポイント重視、なろうコンがなろうテンプレ外重視というなのかなと考えている。
という事で、このような結果を出した私の作品は、『なろうテンプレとしては独自色が強すぎ、物語からみればなろうテンプレにそっている』と解釈する事ができる。
なんだ。前にキャラクターを航空戦艦とぼやいていたが、物語も航空戦艦だったという笑えるオチに。
これを踏まえての傾向と対策だが、
1)なろうテンプレそのものを強化する。
オリジナルを薄めてなろうテンプレを強化し、ポイント10000を目指してみる。
なろうテンプレそのものは凡そまとめられているので問題がないが、一つ欠点があって、終わらせ方が見えないのだ。
現状のポイントシステムだと、風呂敷広げるだけ広げて畳む事考えなくてもいいのかもと邪推せざるを得ない。
これ、なろう内のコンテストには有利だが、いざ突破した後に苦労する訳で。
まあ、突破するのが大変だからそこまで考えなくてもいいじゃないという悪魔の誘惑も聞こえてきたり。
2)テンプレから外れた物語を書いてみる。
こっちは問題が更にはっきりしていて、ポイント狙いじゃないからまず読まれない。
今回のなろうコンみたいな賞だとその対策が当たるだろうが、そのテンプレから外れた物語が当たるかどうか分からないというのが一番困ったりする。
こっちは正直茨の道だろう。
3)なろうテンプレ作品を出しながら、テンプレから外れた作品を出すハイ・ローミックス。
これが一番なのだろうが共倒れになりかねないし、ポイントからユーザーがなろうテンプレ作品に集まるから、テンプレから外れた作品が確実に後回しになる。
こう考えるとなろうテンプレというのはある意味うまくできている。
一つのお題みたいなものでその中でどれだけうまく出来るかがユーザーの獲得につながり、そのユーザー数を背景に出版社が拾い上げる訳だ。
出版社の編集を相手にするより、数万のユーザーを相手にする方がある意味楽なんだよな。反応がダイレクトに返ってくるので。
その反応がある一定数を超えると出版社の編集も無視できないという前例がなろうには溢れている。
が、これをすると終わらせ方が本気で問題になってくる。
これ呟いている理由が、『物語を終わらせる能力はなろうにおいて必要ないのでは?』と本気で疑問に思ったからだ。
私も古い物書きのはしくれで、エタらせる事もあるが、基本終わらせる事を考えてしまう。それがデメリットかもしれないとこれを書いている時に思ったのがこのエッセイの動機である。
とりあえずまとめにかかっている『昨日宰相今日JK明日悪役令嬢』を終わらせることに全力をかける。
で、その先の選択肢が3つあって、
1)アリアンローズの賞に出す。
2)アイリスの方の賞に出す。
3)1500ポイント狙ってアルファポリスに出版依頼を出す。
これらは重複ができないから迷ってたり。
『昨日宰相今日JK明日悪役令嬢』は行き当たりばったりで書いているから、基本作家内で秘めている事もオープンに出すのを私のルールとして決めている。
これもまとめるつもりだが、賞の結果を受けてこんな事を考えている作家がいるという事で。