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夢の欠片  作者: サエコ
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序章

 ここには誰もいないから、気にしなくていいわ。

 もう長い間ここで死にかけてたけど、最期にこの声が聞こえる人に会えたようね。

 ここはね、アナザーアース…あなたたちの地球と同じようにして出来た世界。

 何か違う事があるとしたら、この世界はもう滅びようとしている事と、あなたたちの世界を知っている人がいたって事位ね。

 私? 私はナナセというわ。

 私が最期のアナザーアースの生き残り。私ももう死を待つだけの身よ。

 あなた達の世界からこっちへ来る事もアナザーアースからそちらへ行く事も出来ないようになっているの。

 だけど、きっと時空の亀裂で何か歪みが出来たのね。

 私の声が聞こえるんでしょ?

 良かった。最期に少し、話相手が欲しかったところなの。

 アナザーアースがどうして生まれたか、この世界がどうして滅びるのか。

 あなたの住む世界はこんな風にならないで欲しいから。

 少しだけ、耳を傾けてくれる?

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