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第七話 「右手が勝手に……」

あ…………。


「ええええええっ………!!!」


 何を思って俺はヒナの手を握ってしまったんだ………。

 すごい慌てた様子のヒナだが、俺だって変な汗が体中に掻きまくっている。


「どどどどうしたの………?」


 どうしたのって聞かれても俺にだってわからないよ!

 ただ勝手に俺の右手が動いてしまっただけであって………。


「ほら、はぐれたらあれだろ、めんどくさいし。だからはぐれないように、その……つないでるだけだから」


「はぐれるって言っても、そんなにこの中複雑じゃないよ?人も少ないし話してればはぐれることなんてないと思うんだけど………」


 言い訳へたくそだろ俺!!なにやってるんだ!!

 だからと言って俺がヒナの事好きなんて言えないし………。


「一応だよ………。そんなことはないと思うけど、ヒナはしゃいでどっか行ったらめんどくさいし、人が少ない分静かだから周りの人の迷惑にならないようにの策だから仕方ないだろ………」


「子供扱いしないでよ!!ヒナは世界一の冒険者になるんだから!」


 むぅ~。と頬を膨らませ俺を上目遣いで睨んでくるヒナを見て、特に気にしてないみたいだなと胸をなでおろし、本来の目的でもあるギルド内の案内をヒナにしてもらう。

 もちろんお互い恥ずかしいとのことで、手を繋ぐのはやめた。

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