笑いの王様
いつになったら、あなたの事を愛せるのだろう。
もう「裏の裏をかくような私小説や大衆文学」の書き方には飽きてしまった。
人は飽きる。
この不憫と哀れをどうにかしたい。
「笑いの王様」
もっと皺がいけ。この右手、左手、そうなりつつある。---------------------------それがとてもうれしい。
ところが、これが病気になってくると、とてつもなく怯える。今までの自分を捨て去るには、その弱さをものにしなくてはならない。”何様のつもり”でもないし、”何様”になるつもりもない。”王様”とは”何様”?怯える”王”などむなしいだけ。そのずば抜けた強気の分だけ、むなしさを倍増させる。もっとやせて皺がいけばいいんだ。その為には、そう、しんどい思いをするしかない(笑)その時には、きっと俺は笑っている。
「雰囲気負け」
何も感じない、等は存在しない。誰かの雰囲気にまかれて、自分の雰囲気をどこかへ追いやる。振り向いてみれば、その雰囲気が誰かのもので、自分のではないことに苛立つ始末。束の間でもその雰囲気に安心を覚えた自分はそこにいる。その自分は束の間成長し、今の自分になっている。その時の自分だけ消すことはできない。その雰囲気を認めることこそが、今の自分を認めて、その時負けた自分を隠すことになるのだ。今は誰の雰囲気に負けている?
「損失」
自分が見えない。自分が見えない。男らしい自分が見えない。女らしい自分が見えない。善良な自分が見えない。悪徳な自分が見えない。過去の自分が見えない。未来の自分が見えない。現在の自分が見付けられない。.....マニアの自分が見えない。正直な自分が見えない。あたたかい自分が見えない。冷たい自分が見えない。真面目な自分が見えない。お道化る時の自分が見えない。あの人に会う時の自分が見えない。生きていく自分がわからない。
面白おかしく、滑稽小説でも書けたら、人の心は満たされるだろう。
素直なままのストーリー。
この設定を、同じく「低い目線」で永遠に書き続けて行きたい。