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東方幻探課  作者: 犬上高一
幻探課探偵事務所最初の事件
29/49

第28話  理不尽な勘違い

――――――人里の外

〜慧音視点



人里を飛び出して少女を探す。もうあたりは真っ暗になり便りは月明かりのみだ。そんな中私は一人の少女を探して歩く。


そして見つけたのは大きな箱の様なものと二人の男。片方は緑と茶色の混ざった色の服を着ておりもう片方は腰に刀を差している。ついでに言うとなんか周りをふよふよ浮かんでいる白い饅頭みたいなのもいる。


が、この二人の男。よく見るとそれぞれ何かを抱えている。あれは・・・人?


「・・・あ、あれは!!」


よく見るとそれは探していた少女。そしてもう片方は


「(あれは・・・優海か!?なんであんなところに!?)」


あの子は確か人里の中を探していたはず・・・。それがどうしてこんな所で!?


いや、そんなことは後回しだ。あの男共め・・・。私の可愛い生徒を誘拐するだけに飽き足らず幻想郷に来たばかり女性にまで手を出すとは・・・・


「許せぬ・・・。」















――――――――同所

〜陸佐視点



と、いきなり現れた全体的に蒼い女性はゆっくりとこちらに歩を進めてくる。


「あ、あの・・・どちら様で」

「そんなことはどうでもいい。」


・・・さいですか・・・。せめて人の話を聞いていただけると助かるのですが・・・。


「この・・・・・・誘拐犯どもがああああァァァァ!!!」


「「うおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」」


いきなりそう怒鳴ったかと思うと瞬間彼女は―――


「「は?」」


―――蒼かった服装が薄緑色の服になり、髪の毛も緑色になる。そして頭には二本の角。先程の女性とは全く別人の人がいた。


「まずはお前からだ!!」


そう言うと彼女は突如走り出す。その先にいるのは・・・


「ぐはっつ!?」


「剣士さん!!」


すんません。名前覚えてないんです。

に思いっきり頭突きをして10メートルぐらい吹き飛ばした。


「・・・・・・・・・・・・・・・・嘘ぉ・・・・・・・。」


頭突きで10メートルも吹き飛ばされた剣士さんを見て思わずそんな言葉が出る。

頭突きで人一人を飛ばすんだぞ!!あの人ほんとに人間!?

吹っ飛ばされた剣士さんは、倒れたまま起き上がらない。おそらく気絶しているか・・・もしくは死んでしまったか・・・。


「次はお前だ!!」


そう言ってこちらに突っ込んでくる女性。

左腕に――・・・えっと・・・見覚えはあるが名前を忘れた。――女の子を抱えながらこっちに突っ込んできた。


「うおッ!?」


反射で胸の拳銃に手を伸ばす。が


「がッ!?・・・は・・・。」


いきなり腹に鈍い衝撃が入ったかと思うとそこで意識が途切れた・・・。






――――――――さっきの場所よりちょっと離れた所

〜鷲子視点



今あたしは、人里の外を謎の叫び声が聞こえてきた方向に走っている。


あの後里の男たちに一言二言行った後に自分は里から飛び出して行っちまいやがった。


「ったく。人には出るなって言っておいて自分は飛び出すとかあいつはもしかしてバカなのか?」


そんなことを愚痴りながら声の聞こえた場所に着く。するとそこには・・・。


「・・・・・・・・え?」


まず目に留まったのは全体的に緑っぽい女だ。しかも尻尾と角まである。その両脇に少女を抱えながら仁王立ちしている。片方は小さな子供。そしてもう片方は・・・


「ゆう・・・み?」


優海だった。あの服。あの髪。ぐったりとして顔は分からないがあれは紛れもなく優海だ。


「あ、鷲子!!お前あれほど里から出るなと!!」


そう言うと緑っぽい女性はこちらへと歩いてきた。


「お、お前は誰だ?」


「ん・・・ああ、そう言えばハクタク化していたな。私は慧音。上白沢慧音だ。」


「え?慧音?」


あれ?あいつはもっと蒼かった気が・・・。


「私は半人半獣でな。満月の夜はこうしてハクタク化してしまうんだ。」


確かに今日は満月で見事な月も出ている。にしても半人半獣か・・・。


「それで・・・さっき叫んでたのはお前か?」


「え、ああ。この子等を攫った悪人を片付けた所だ。ほら、そこに転がっているだろう?」


そう言われて見てみるとそこには迷彩服を着た一人の男が・・・・・・って


「陸佐じゃないかッ!?」


そう言って陸佐に駆け寄り体を揺する。・・・っていうか白目向いてるぞ。大丈夫かほんとに・・・。しばらく揺すっていると白目から普通の目に戻り


「う、うぁ・・・。」


「お、とりあえず生きてたか・・・。」


意識を取り戻した。


「大丈夫か?いったい何があった?」


「み・・・緑っぽい女性に・・・思いっきり腹を・・・殴られました・・・。」


「・・・・・・・・・・・・・・。」


慧音・・・お前か、陸佐を思いっきり腹パンしたのは・・・。っていうか大の大人が白目向くほどってどんだけ力こめて殴ったんだ?


「も・・・もしかして・・・その男は・・・知り合いか何かか?」


「そうだよ。」


そう言った瞬間、慧音の顔が文字どうり真っ青になっていくそして――――


「す、すまなかった!!」


腰から90度ピッタリに体を曲げて謝った。






次回この事件の後日談があるのだがそれはまた別のお話。


本来ならもっとかっこいい戦闘シーンが入るはずだったんだけどなぁ・・・。

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