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東方幻探課  作者: 犬上高一
幻想郷の平和な日常
22/49

第21話  再会・とりあえず・服着てください

はっきり言ってつなぎです。

―――――



「「「「な、何でここに!!?」」」」


4人仲良くハモって叫ぶ。湖のほとりで、何やら人がいたから話を聞いてみようかな〜とか思って、近づいてみたら鷲子さんたちだったとは・・・。


「っていうかなんで下着なんですか・・・///。」

「いや、湖に落ちたから服を乾かそうと・・・。」


まぁ隣にいる蓮子ちゃん・・・だっけか?を見れば確かに服が濡れているから落ちたのは本当なんだろう。その子も上着は脱いでいるがさすがに下着オンリーと言うわけではない。っていうか下着オンリーなのが可笑しい。


「な、何で蓮子がここに・・・・?」

「メリー・・・よかった・・・生きてた。」


メリーちゃんもなぜ二人がここにいるのかがわかっていないようだ。


とりあえず・・・


「まずは服着てください!!」










――――――



で、私たちは焚き火にあたりながら服を乾かしているんだけど・・・。


「その人、いったい誰です?」


メリーちゃんの質問で、みんなの視線が倒れている男の人に移る。っていうかなんで倒れてるのこの人?


「ああ、此奴は真人って言って、京都の警察官さ。」

「京都の?その人がなんでここに?」

「まぁいろいろあってね。」

「はぁ・・・。いろいろ・・・ですか?」


そのいろいろが気になるんだけど・・・。


「ところでさ、何で二人はこんなところにいるの?」


蓮子ちゃんの質問に思わずビクッ!っとなる。だって今私達がここにいるのは道に迷ったからであり・・・大の大人が迷子になったからと言うのが恥ずかしかったから・・・。


「「ああ、迷子・・・・・・。」」

「そう迷子になっちゃって・・・ってなんで分かったんですか!?」

「口に出てたから。」

「嘘ッ!?じゃ今までも・・・」

「たぶん出てたと思う。っていうか出てた。」


マジですか・・・。

そう思って思いっきり落胆する・・・。


「さて、これからどうする?このまま此処に居てもどうしようもないし。」

「とりあえず人里まで戻らないといけないなぁ〜・・・。」


その人里までの道が分かれば苦労しないんだけどね。


「人里ってもしかして家がいくつかあって周りが壁で囲われているところかい?」

「え、ええそうですけど・・・。」

「それなら、あっちの方にあったよ。」

「「「えッ!?」」」


いきなりの衝撃発言にその場にいた全員(一名除く)が驚き鷲子さんを見つめていた。


「い、いつの間に行ってたんですか?」

「いや、空から落ちてる時に見えた。」


・・・は?


「えっと、私達かなり高いところから湖に落ちて・・・」

「どれくらい?」


私のワケワカランという表情を見て説明する蓮子ちゃんだが、メリーちゃんの質問を聞くと空を見上げ


「あの雲より上。」

「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」


・・・・・・よく生きてたね。

おそらくメリーちゃんも同じように考えているのだろう。


「まぁ、そんなことは置いといて。」


置いとける問題ですか?それ。


「まずはその人里ってところへ行けばいいんだろ?だったら早く行こうじゃないか。」

「それはいいですけど・・・。この人どうするんです?」


そう言っていまだに頭の周りにキラキラ星が回って


―――――いてもおかしくはない人を指差して言う。


「いいよ。あたしが担いでいくから。」

「服も若干乾いてきたしね!!」

「じゃあ早く行きましょう。お腹減ったし・・・。」

「その前に一つ。重要なことがある・・・。」

「「「なになに?」」」


私の発言に全員が注目する。一度全員を見回してから一つ咳払いをする。そして鷲子さんを見つめ


「とりあえず服着てください。そのままで行く気ですか?」


そう言い放った。ちなみに先程までは、服は乾いていなかったために鷲子さんは現在も下着姿である。

その恰好で行ったら間違いなく捕まるだろう。






―――――――



で、やってきました、人里前。私は初めて見るけどかなり堅そうで高い壁に大きな門がついていた。

ちなみに門の所には門番がいるんだけど・・・


「寝てるじゃん・・・。」


思いっきり居眠りしていた・・・。

これで門番務まるの?

という門番をスルーして門を通る。通る際にメリーが「またか・・・。」って言ってたという事は・・・・。


まぁそんなことは置いて、とりあえず人里の中に入ってみる。そこはまるで江戸時代のような光景が広がっていた。


「なにこれ・・・。」


と、きょろきょろと辺りを見回していると3人(+1)はすでに歩きだしていて慌てて後を追いかける。


「あ・・・ちょっと待ってよ〜!」

「蓮子がボケ〜としてるのが悪い。」


それは酷いと思う。

少し歩くとどうやら目的の家についたようだ。


「あ、あったあった。」


・・・何か落し物を見つける感覚で家を探していた感があるんだけど・・・気のせい?


「気のせい気のせい。とりあえずまずは家に入りましょう。話はそれからよ。」


そう言って私達は家の中に入って行った。

一体これからどうなるんだろう?



ちなみに下着の色はピンk(殴



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