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東方幻探課  作者: 犬上高一
幻想郷の少女たちと、外の世界の少女たち
18/49

第17話  人里にて

今回は短いです。

―――――

~優海視点



さて、現在私はアリスの家の前で思いっきり背伸びをしています。朝日が当たって気持ちいい〜。紫って人(妖怪か・・・)と話をした後なぜかアリスが顔を真っ赤にして


「ちゃん付けで呼ぶのはやめてほしい///」


と言われたため、私はアリスと呼び捨てにしている。何かあったのかな?

何て事は考えても分からないので、さっさと家の中に戻り朝食を食べるとしましょ。







「それで、これからどうするの?」


朝食の最中にアリスからこんなことを聞かれ、とりあえず口の中のパンを飲み込んでから。



「これからどうしようか?」

「私に振られても・・・」


とりあえずメリーちゃんに振っておいた。


「まぁ、これからこっちで生活するんだから、どこか住む家を探さないといけないわね。」

「それなら人里に行けば何とかなるんじゃないかしら?」

「「人里?」」

「人間たちが作った里。そこにはいろいろなものがあるから生活する分には困らないんじゃない?」

「「へぇ〜・・・」」



そこなら家も食料もいろいろと手に入るから、もしかしたらここって外の世界よりも結構いい場所なんじゃ・・・。


と、考えたところでふとあることが頭に浮かぶ。



「でも、それってお金が必要なんじゃ・・・」











―――――――

~メリー視点



現在私たちは人里の目の前にいる。7、8mぐらいありそうな位の壁と門がありそこには門番がいる。・・・・のだが



「Zzz・・・」

「「「・・・」」」


その門番は思いっきり居眠りをしていた・・・。

いいの?門番が居眠りなんかして?


「これ・・・スルーしていきません?」

「奇遇だね・・・。私もそう思ってた・・・。」


私の意見に優海さんが賛同すると、一同は門番をスルーして里の中へと入って行った。

すると、そこには――


「私達江戸時代に来たのかな?」

「ここ幻想郷ですよ・・・」


そこには江戸時代のような街並みを思わせるところがあった。

その中では店が並び買い物客がいたり、何かを運んでいる人がいたり、着物を着たきれいな人が歩いていたり、道の中で遊んでいる子供たちがいたりと、すごく平和な日常のようだった。


「とりあえず・・・慧音って人を探しましょうか。」

「そうですね。」


先ほどアリスに聞いた話だと、人里の慧音と言う人に頼んで何とか住む家を確保しなければならないという事だ。阿求って人でもいいらしいけど人里の事ならこっちに聞いた方がいいらしい。


「あの〜・・・すみません。」

「ん?あんたらここの人じゃないだろ。」

「え、ええ。まぁ。」


とりあえず情報を集めようと近くの肉屋のおじさんに聞いてみる。


「それなら向こうの方に寺子屋があるからそこにいると思うぜ。」

「ありがとうございます。」


寺子屋って・・・いよいよ本格的に江戸時代じゃない・・・。







――――――



そうして、言われた通り寺子屋の前に行くと、そこには下校時間なのか。多くの子供たちが寺子屋から出てきた。そしてその後から青く長い髪をした女性が出てきた。その人は子供たちに手を振って見送っていると、私たちに気付いたようで近づいてきた。


「君達、その格好からして外来人のようだが私に何か用でも?」

「あ、はい。そうです。アリスから聞いてきました。」

「アリス・・・ああ、あのいつも人形を連れている」


どうやらこの人はアリスの事を知っているようだ。

それから今までの経緯を話し、人里で家を探していることを伝える。


「ふむ・・・それなら1軒空き家がある。そこを好きに使うといい。」

「「ありがとうございます!!」」


とりあえず家の件については何とかなったようだ。


さて、ここにいつまでもいるのは悪いのでさっさと立ち去ろうとする。


「ああ、君達。」

「「はい?」」


そう思い立ち去ろうとする私達を呼び止める慧音さん。


「な、何か用ですか?」

「いや、ちょうど寺子屋が終わったところなのでな。少し話を聞いてもいいか?」

「え、ええ。いいですよ。メリーちゃんは?」

「私もいいですよ。」

「すまないな。ここで話すのもなんだから私の家に行こう。」

「「おじゃまします。」」


そう断わって私達は慧音さんの家にお邪魔することになった。





―――――

~優海視点



慧音さんの家は正しく和風といった作りだった。そして整理途中だったのか結構色々な本や書類などがあるが、どこぞの資料室のようにファイルが床に転がってはいない。


「すまないね。寺子屋で使うものを整理していた途中なんだ。」

「いえ、かまいませんよ。」


そう言ってお茶を出してくる慧音さん。それをすすりながらここに来た時の話をしていた。



・・・・・・



「つまり君達は紫によってこっちに来たわけか。」

「まぁ、そうなりますね。」


実際は完璧に巻き添えを喰らったのだが。


「あ、もうこんな時間か。」


どうやら話し込んでいる間にいつの間にか夜になってしまったようだ。


「どうだ?今日は家に泊まっていかないか?」

「「え?いいんですか?」」

「大丈夫だ。それに今から空き家に行っても食料も何もないぞ。」

「「げ・・・」」









この後2人は慧音の家に泊まることになるのだが、それはまた別のお話。


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