スピーチヒーローに、俺は、なる!
この物語は『流星群になろうぜっ!』のスピンオフにあたります。
いでっち51号様主催『スピーチヒーロー』に参加しています。
どうも、初めまして! の人はそんなにいないんじゃないかな。Riser☆sでリーダーやらしてもらってます香月 透也です。あ、応援ありがとうございまーす!
えー、実はですね、俺は決勝戦に出る予定ではありませんでした。あ、ネタじゃなくてこれ本当ですからね!
このスピーチヒーローは参加希望者が多くて、この決勝戦の前に予選が開かれていたんです。あ、知ってる? そうなんだ。それで、この決勝戦には上位6人が進むことになっていました。ちなみに、俺は7位。惜しい!ところで出演を逃しちゃったんですよね。
悔しかったんですけど勝負は勝負ですから、潔く諦めてました。なんですけ・ど!
皆さん本当の六位、誰だったか知ってますか? そう、お笑い芸人のあのデンジローさんだったんですよ。ちぇんそーまんずの漫才、迫力とインパクトすごいですよね。まあ、彼に負けたんなら仕方ないかなって思ってたんですけど、そのデンジローさんが急に体調不良になってしまって。急遽俺が繰り上がり当選してしまった、というわけなんです。
ラッキー? そう思いますよね。でも、その連絡来たのね、ついさっきです!(笑)
いや、マジで冗談かと思いました。俺、一時間前まではそっち(観客席を指差す)にいて、Meteor Shower Fes.でお世話になったVTuberでもある玄姫 やすむさんのスピーチを聞いてたんですよ。
そしたらいきなりスタッフさんに声かけられて。今、ココです!(爆笑)
もちろん何の準備もしてません。
やっべー。(爆笑)
一瞬頭真っ白になりました。人間、突然のことが起こると何も考えられないを通り越して本っ当に頭ん中真っ白になるんだって実感しましたね。
ですが、せっかくいただいた大舞台ですので頑張ってスピーチしたいと思います。みなさんよろしくお願いいたします。
前置きが長くなりましたが、俺がこのスピーチヒーローで何を言いたいか、ということなんですけれど。俺たちRiser☆s今年で結成15年になります! ありがとうございます。そうなんですよ。デビューからずっと5人でここまでやってこれたのはひとえにファンの皆様の応援のおかげだと思います。15年長いようで本当にあっという間だったような気もします。ずっとアイドルとして15年ってやっぱりすごいですよね。10代で初めた俺たち、俺なんかもう32ですよ? それでもアイドルです! ありがとうー!(大きな拍手)
まあ先輩にはもっと年上でアイドルされている方もいらっしゃいますので、俺たちもその域に達せるようにこれからも続けていきたいなって思ってます。
せっかくのスピーチヒーローの場ですので、今回は俺たちRisersのこれまでを振り返ってみたいと思います。よろしくお願いします。
Riser☆sは結成当初、全員学生でした。俺が一番年上で高2。水無瀬 悠人と栗栖つばさはまだ中2でした。
こちらです、どん。若い! ヤバいですね。年取ったなー。(笑い)
結成当初は先輩グループのバックダンサーなんかをやることもありました。そのうちシングルが出て、3枚目が出演したドラマの主題歌にもなったおかげで、初めてのドームツアーができました。
最初は全てスタッフさんに任せることも多かった俺たちですが、5人それぞれの得意なことも分かってくるようになりました。先輩グループの中には舞台演出までこなされる方々もおられて本当すごいなって思うんですけど、俺たちも俺たちなりに役割分担して活動しています。
曲作りや作詞もできるメンバーが出てきて、振り付けもこなせるメンバーもいて。最近の曲はメンバーで作っているものも増えてきています。作詞は主に佐ノ川谷壱星が。時々俺も手伝っています。曲付けは俺とつばさの二人がメインでやっています。振り付けは閑谷 篤志の担当で悠人がサポートしています。
壱星は最近では他から依頼されることも多くなって作詞家としての活動もしています。そのきっかけになったのは、もちろんあの曲です。『流星群になろうぜっ!』この曲は今でも『Meteor ShowerFes.』のテーマ曲として多くの方に歌われています。
あ、あのコール? それは次のスピーチの時ね。決勝戦はもう一度スピーチすることになってるから。
えー、俺たちRiser☆sもこの十五年いろいろなことがありました。中でも『Meteor Shower Fes.』に開催前から関われたことは俺たちにとっても大きな出来事でした。あのフェスは俺たちとロックバンドの大御所である『RYU-SAY』さんが発起人になっています。今回はその裏話をしようと思います。
知っている方もおられるかもしれませんが、俺たちRiser☆sとRYU-SAYが繋がるきっかけは壱星です。壱星はメンバーになる前からRYU-SAYのリーダー、リュウヤさんの大ファンで、壱星の夢の一つがRYU-SAYと同じステージに立つことでした。俺たちRiser☆sが結成5周年記念に『ミュージックアワーショー』という番組に出演させていただいた時、その機会が訪れました。壱星はその報告を聞いた時にね、泣きました。(笑い)
壱星すぐ泣くんですよ。あ、知ってる? いいやつなんです。もう、ピュア。(笑い)
で、ステージ終わってからグズグズしてる壱星を無理やり楽屋から連れ出してですね、RYU-SAYさんの楽屋前に連れて行って彼を押し込みました。彼ね、何も言わずに泣いてました。感動して。
リュウヤさん、めちゃくちゃいい方なんです。泣いてる壱星に肩組んで優しく声をかけてくれて。
え、なんで知ってるかって? そんなの、こっそり覗いてたからに、決まってるじゃないですか!(大笑い)
で、壱星はリュウヤさんとその時に『いつか共にステージに立とう』って約束したんです。その後メンバー全員が壱星を通じてRYU-SAYの皆さんとも仲良くさせていただくことになりました。皆さん本当にいい方で。それから何年か後に、再び『ミュージックアワーショー』でRYU-SAYさん達と共演させていただきました。その日は番組収録後にRYU-SAY全国ツアーの打ち上げに誘っていただいて、メンバー全員で参加させていただきました。
その打ち上げの席で、「アイドルとロックのコラボフェスがあったら面白いね」と話したのがきっかけで生まれたのが『Meteor Shower Fes. 』だったんです。
けれどもフェス開催までの道は長く険しいものになりました。開催が決定し、出場メンバーが決まっていった途端、日本中が苦しんだあのコロナ禍が始まってしまいました。
俺たちRiser☆sも活動自粛となり、メンバーで集まることすら難しい状況になりました。そんな中でもなんとかフェスを開催できないかと運営の方々は頑張ってくださっていました。
活動を後押ししたいと思っていた時、壱星が歌詞を書いてくれました。フェスとは、参加するすべての人の力が集まってできるもの。参加するすべての人々が仲間なんだというメッセージを込めたと壱星は言っていました。
『一人きりで輝いていたってつまらないだろ
輝きを集めればもっと大きな輝きになる
All of us are members of Meteor Shower』
このメッセージは、フェスの根幹ともなりました。
そして俺たちRiser☆sは、この歌にまた別のメッセージも込めることになって行きました。
そちらの話は、次のスピーチでお話したいと思います。
俺たちRiser☆sは結成して十五年、誰一人欠けることなくここまで共にやってきました。そのことを、とても誇りに思っています。
それでは、ご清聴ありがとうございました!
(拍手)
企画の条件が2つのスピーチを掲載することが条件になっております。
この後、もう一つスピーチを投稿しますので、両方お楽しみいただけると嬉しいです。
流星群になろうぜっ! は同じくいでっち51号様主催『歌手になろうぜっ』企画に参加したコラボ小説です。
そちらもお楽しみいただけるとめちゃくちゃ嬉しいです!
https://ncode.syosetu.com/n3775ih/




